ビットコイン
BTCは20日、直近安値の6万5,000ドル付近をトライしたが、底堅くサポートされ、21日現在は6万7,000ドル付近を推移している。そんな中、テクニカルから指標からは、ビットコインの強気トレンド継続の兆候も確認されている。
テクニカル指標は長期トレンド継続の可能性を示唆
暗号資産アナリストのSykodelic氏は20日、自身のXにて「ビットコインの強気トレンドが継続している可能性がある」との見解を示した。
シンプルなテクニカル指標でビットコインの月足(1M)を観察すると、これまでの価格推移は一貫して巨大な上昇トレンドの中に収まっているという見方ができる。各サイクルでは、過去最高値(ATH)をブレイクした後に調整局面に突入し、その上でトレンドを継続してきた共通パターンが確認される。
これまでのサイクルに共通する特徴として、まずビットコインは最低でも月足50EMA(指数移動平均線)まで下落して調整を完了する傾向がある。また、旧ATH水準に価格がタッチすることも、ほぼ例外なく見られた。そして重要なのは、これまで月足の終値ベースでは旧ATHを明確に下回ったことがない点だ。さらに、RSI(相対力指数)は毎回同レベルの水準までリセットされ、過熱感が解消された後に新たな上昇フェーズへ移行してきた。
今回のサイクルで興味深いのは、RSIが過去のような「過度な過熱ゾーン」に入らなかった点だ。これは市場が極端なバブル状態に達していない可能性を示唆し、構造的にはよりクリーンなトレンド継続型の動きと解釈することもできる。
一方で重要な分岐点も存在する。もしビットコインが月足で6万1,400ドルを下回ってクローズする場合、それは過去のサイクルでは見られなかった「旧ATH割れの月足確定」となり、長期構造における歴史的な変化を意味する可能性がある。
直近のターゲット0.382フィボナッチのレジスタンス
暗号資産トレーダーのLP氏は20日、自身のXにて、今後のビットコイン市場に対する洞察を投稿した。
2022年の弱気相場と、現在進行中とされる2026年サイクルの弱気局面を比較すると、下落速度の違い以上に、より本質的な差異が浮かび上がる。それが、0.382フィボナッチ・リトレースメントと、過去に重要だった価格帯(サポート/レジスタンス)の位置関係だ。
2022年の弱気相場では、0.382リトレースメントと、かつての主要サポートがレジスタンスへ転換したゾーンがほぼ完全に重なっていた。この強いラインが、非常に分かりやすい戻り売りポイントを形成し、結果として価格はきれいに拒否され、そのまま下落トレンドが加速した。
一方、今回の弱気相場では、この2つの水準が一致していない。0.382フィボナッチは約7万4,000ドル付近に位置しているのに対し、過去の重要なサポートゾーンは約8万ドル付近に存在している。このズレが、値動きをより複雑なものにしている要因だ。
もし前回サイクルと同様の構造をなぞるとすれば、まず価格が7万4,000ドル付近の0.382フィボナッチまで上昇し、そこで一度拒否される可能性がある。しかし、その後すぐに下落が進むとは限らず、ショートポジションを巻き込む形で再び上昇し、8万ドル付近の旧サポートゾーンを試す動きが発生する展開が考えらえ、その後、より大きな下落局面が始まる可能性があると、LP氏は分析する。
現在、ビットコインの値動きは落ち着きを取り戻しているが、今後の展開としては短期的・長期的ともに上昇するシナリオも想定できる一方で、さらなる下落局面へのリスクもくすぶっている点には要注意だ。
関連: 【今日の仮想通貨ニュース】ビットコイン軟調継続。FOMC波紋と需給偏りが重荷
関連: ビットコイン、ショート200億ドル蓄積──弱気の極限は強気転換のサイン




