ビットコイン、歴史的に稀な乖離発生──弱気相場中に急騰の可能性浮上

ビットコイン8万ドルに迫る──ショート清算が上昇燃料か、再び安値トライか
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
yukiko-endo
3 Min Read
Highlights
  • ビットコインとグローバル流動性の変化率(RoC)に歴史的に稀なダイバージェンスが発生。この乖離継続で予想外の上昇ラリーの可能性。
  • 流動性は1週間で230億ドル減少も、金融緩和策継続でBTC価格は流動性に対し割安評価との指摘。
  • 短期保有者(STH)の蓄積ペースが急速に鈍化。需要モメンタム低下はレンジ相場移行や構造転換の前兆か。

ビットコインBTCBTCは17日、7万ドルのレジスタンスをトライしたものの、強い売り圧力により上値を抑えられ、陰線で確定した。そんな中、オンチェーンデータからはさらなる弱気構造とともに、突発的なトレンド転換の可能性を示唆する動きも確認されている。

グローバル流動性とビットコイン価格にダイバージェンス発生

オンチェーン分析プラットフォームのアルファエクストラクトは18日、公式Xにて、グローバル流動性の観点から見た今後のビットコイン市場に対する見解を示した。

直近1週間ではグローバル流動性は約230億ドル程度の小幅な減少にとどまった。現在のビットコインは、グローバル流動性の変化率(RoC)との間に顕著なダイバージェンス(乖離)を示している。この現象はビットコインの歴史の中でも非常に稀であり、仮にこの状態が継続する場合、弱気派がさらなる下落を予想する中で、予想外の上昇ラリーが発生する可能性がある。

現状の鍵となるのは、グローバル流動性のRoCが今後どの方向へ向かうかである。もしRoCが現在の水準から下方向へ転じる場合、ビットコインは一定の時間軸における天井を打った可能性が高まる。一方で、ビットコインと流動性が同時にモメンタムを失いながら下落へ転じる場合は、より明確な弱気構造が形成されることになる。

しかしながら、多くの金融緩和策がすでに実施されており、今後も導入される可能性を踏まえると、流動性が大きく縮小方向へ転じるシナリオは考えにくい。むしろ現在の構図は、流動性の動きに対してビットコイン価格が遅れている状態と見ることができ、押し目買いの機会として解釈される余地がある。

価格が伸び悩んでいる背景には、流動性以外の要因が影響している可能性も示唆されていることから「ファンダメンタルズの観点では、ビットコインは現在の流動性環境に対して割安に評価されている」とアルファエクストラクトは締めくくった。

短期保有者の需要が低下

投資データ分析プラットフォームのアルフラクタルは18日、公式Xにて「ビットコインの短期的な需要が低下している」と指摘した。

ビットコイン市場において、短期保有者(STH)のネットポジション変化(90日)は依然としてプラス圏にあり、短期保有者による蓄積そのものは続いているものの、そのペースが急速に鈍化している。

短期需要のモメンタムが弱まり始めると、市場の方向感が失われやすく、レンジ相場への移行やボラティリティの上昇、あるいは市場構造の転換が起こる前兆となると、とアルフラクタルは分析する。

実際、STHの需要が減速し始める局面では、多くの場合その後もモメンタムの低下が続き、ビットコインの価格にもマイナスの影響を及ぼしてきた。

ビットコイン市場は、引き続き弱気な展開が予想されるが、グローバル流動性の観点から見ると、突然トレンドが転換する可能性も残されている。今後もあらゆる展開を想定しつつ、リスクを最小限に抑えたトレードを徹底していこう。

関連: ビットコイン、4月中旬に9.7万ドル到達か──7万ドル突破失敗で下落再開に警戒も
関連: ヘイズ氏、BTC6万ドル割れ警告もHYPE7月までに150ドル予測

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
ブロックチェーン関連をメインに活動するウェブライター。家庭教師、高校教師を経て英会話スクールの運営に携わるが、2020年、コロナ禍をきっかけにライターに転身。これまでに十数件のメディア・仮想通貨系Youtubeチャンネルの運営に関わる。ファンダメンタル・テクニカル分析を得意とし、自身も仮想通貨トレードで資産運用中。特にブロックチェーンを活用した国際送金やトークン化事業(RWA)に強い関心を持つ。 保有資格:英検準1級
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA