ビットコイン
BTCは22日も、9万ドル付近での膠着状態が続き、かろうじて2日連続の陽線を確定した。現在、市場心理はポジティブとネガティブがせめぎ合っているが、オンチェーンからはビットコインの非常に重要な局面を示唆するデータが確認されている。
市場心理はすでに反転局面へ
グローバル・マクロ・リサーチャーのLorscheiter Cycles氏は23日、自身のXにて「市場心理がポジティブに転換する可能性がある」との見解を示した。
Lorscheiter Cycles氏が着目したのは、市場の悲観・楽観の度合いを示すグラフで、緑のゾーンは楽観ムード、赤のゾーンは悲観的な局面を示している。
このグラフからは、赤のゾーンでは大規模な投げ売りが発生し、緑のゾーンでは極端なまでに価格が高騰するという傾向が確認できる。そして、歴史的に市場心理が一方の端に達すると、振り子のようにもう一方の端に向かって軌道を修正されている。
興味深いのは、この振り子がすでに反転し始めている兆候が見える点だ。現在の市場は、まさに一方の極端から次の局面へと移行する途中段階にあり「これから起きる変化」をまだ受け入れきれない心理状態と向き合っているフェーズと言える。
「これは投資助言ではない」とLorscheiter Cycles氏は締めくくったが、市場で繰り返されてきた心理のパターンを理解することは、感情に振り回されずに相場と向き合うための重要な武器になると言えるだろう。
ビットコインは過去最大級の割安ゾーンへ
マクロスペシャリストのSykodelic氏は23日、自身のXにて「ビットコインがFair Value(公正価格)に対して極端な安値を推移している」と指摘した。
現在のビットコイン市場では、流動性ベースのフェアバリューと比較して25%以上のディスカウント状態に入っており、これは過去のサイクルと照らしても極めて異例の水準とされている。価格は時としてフェアバリューを上回り、またある時には下回るが、長期的に見ればビットコインは必ず平均値へ回帰する性質を持つことが、これまでの相場で繰り返し確認されてきた。
前回サイクルでは、ビットコイン価格がフェアバリューを大きく上回ったタイミングで天井を形成したが、その時点ではすでに流動性カーブが下降トレンドに入っていた。つまり、価格は上昇していたが、マクロ環境はすでに悪化しており、構造的な乖離が拡大していた状態だったと言える。
しかし現在は状況が大きく異なる。ビットコインは過去最大級の割安ゾーンに位置しているにもかかわらず、流動性は上昇基調を維持している。これは、需給構造と資金環境の両面から見て、相場が「売られ過ぎ」の状態にあることを示唆している。「これ以上の買いの機会はない、しかし、誰もが傍観するのみだ」とSykodelic氏は締めくくった。
本日も上値の重い展開が続いているが、これがベアトラップとなり、大規模なショートポジション清算へと相場が傾いていくのか、今後も注目したいところだ。
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