バイナンス、金・銀の無期限先物取引を開始

shoko-koyama
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Highlights
  • バイナンスは8日、金(XAUUSDT)・銀(XAGUSDT)などの伝統的資産を扱う「TradFi無期限契約」を正式ローンチ
  • 24時間365日取引可能、USDT建て決済で暗号資産トレーダーに馴染みのある仕組みを採用
  • アブダビ金融サービス規制庁(FSRA)の包括ライセンス取得、規制準拠の取引所として新基準を確立

世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは8日、伝統的金融資産を対象とした「TradFi無期限契約(TradFi Perpetual Contracts)」の正式ローンチを発表した。これにより、暗号資産トレーダーは金や銀などの伝統的資産に24時間365日アクセスできるようになる。

金・銀の先物取引を開始、今後も拡大予定

バイナンスによると、第1弾として金(XAUUSDT)の無期限契約を1月5日に上場し、銀(XAGUSDT)を1月7日に追加した。今後も対象となる伝統的資産を拡大していく方針だ。

TradFi無期限契約は、従来の暗号資産無期限先物と同様、USDT建てで決済される。期限なしの契約形態を採用しており、ユーザーは実際に資産を保有することなく価格変動を取引できる。証拠金管理や決済方式も、既存の暗号資産先物と同じ仕組みを使用するため、暗号資産トレーダーにとって馴染みやすい設計となっている。

TradFi無期限契約の最大の特徴は、伝統的市場の取引時間外でも24時間365日取引が可能な点だ。バイナンスは、市場終了後の公正な価格形成を実現するため、独自のリスク管理メカニズムを導入している。

具体的には、以下の3つの仕組みで価格の安定性を確保する:

  • 価格インデックス(Price Index): 複数のデータベンダーから情報を集約し、市場時間中は毎秒更新。市場終了後は最終値で固定し、安定性を維持する。
  • マーク価格(Mark Price): 取引時間中は毎秒更新。市場終了後は指数加重移動平均(EWMA)を用いた平滑化された先物価格を使用し、急激な価格変動や不必要な強制清算を防ぐ。
  • 偏差制約(Deviation Constraints): マーク価格と価格インデックスの乖離を一定範囲内(金の場合は±3%)に制限し、リスクを管理する。

バイナンスは、アブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の枠組みで包括ライセンスを取得した初のグローバル暗号資産取引所となった。

TradFi無期限契約は、金融サービス規制庁(FSRA)の規制下にある「Nest Exchange Limited」で取引され、「Nest Clearing and Custody Limited」で清算される。バイナンスは「デジタル資産規制における新たな基準を確立した」としている。

バイナンスは、TradFi無期限契約の主要なメリットとして以下を挙げている:

  • 24時間365日の市場アクセス: 通常の取引時間を超えて伝統的市場にアクセス可能
  • シンプルな取引体験: 馴染みのあるUSDT建て無期限契約、期限なしで完全な柔軟性
  • ヘッジと分散投資: 伝統的市場へのエクスポージャーでポートフォリオを分散
  • レバレッジ活用: レバレッジを利用して取引の可能性を拡大

バイナンスのウェブサイトまたはアプリから、Futures(先物)ページで「TradFi」タブを選択することでアクセスできる。ただし、日本居住者はバイナンスグローバルの利用が制限されているため、本サービスは利用できない。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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