- Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用する場合の基本事項や注意点がわかる
- クレジットカードで仮想通貨を購入する方法を詳しく解説
- Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用するメリットはあるのか?など、細かい疑問もすべて解決できる
クレジットカードで購入する場合の諸条件の概要は次のようになっています。
使用可能ブランド | VISA・MasterCard(マスターカード) |
購入できる仮想通貨 | BTC・ETH・XRP・BNB・BUSD・USDT(全6種) |
手数料 | 約3.5%(税抜)あるいは10ドルのどちらか高い方 |
購入金額上限 | 1日の上限約270万円・1月の上限約680万円 |
詳細は記事内で解説していきます。
Binance(バイナンス)はクレジットカードを使えば日本円で購入できる
まずは、Binance(バイナンス)とはどんな仮想通貨取引所なのかを解説します。

Binance(バイナンス)の会社概要
設立年 | 2017年7月 |
---|---|
本拠地 | セイシェル、ケイマン諸島 |
取引手数料 | 現物: 最大0.1%、FX: 0.02~0.04% |
上場通貨数 | 約312種 |
取引方法 | 現物、レバレッジ |
法人口座 | ◯ |
入金手数料 | 無料(クレジットカードの利用手数料がかかる場合がある) |
日本円入金 | 不可 |
日本語対応 | 対応(一部対応なし) |
Binance(バイナンス)は、2017年に設立された海外仮想通貨取引所で、名実ともに世界最大級の取引所です。
アルトコインの取扱いは300種を超え、主要な仮想通貨はほとんど取引できるのはもちろん豊富な資産運用方法も準備しており、ワンストップで仮想通貨取引ができるのが大きな魅力です。
2019年にハッカーによるハッキング被害があり、当時で約4000万米ドル相当のビットコインが盗難にあい入出金の停止を余儀なくされた事件がありましたが、この事件を踏まえてセキュリティの強化が実施されました。
Binance(バイナンス)では、一部日本語対応があるものの、日本円での入金に対応しておらず、日本人ユーザーが日本国内から利用するのに、一種の壁になっています。
しかし、Binance(バイナンス)は、2019年に、イスラエルの決済処理会社Simplexと提携し、クレジットカードで仮想通貨を購入することを可能にしました。
Binance(バイナンス)のクレジットカードでの仮想通貨購入は、全70種の法定通貨に対応し、この中に日本円も含まれています。
そのため、クレジットカードを利用し、日本円で仮想通貨を購入すれば、実質、日本円での入金が可能です。
ただ、Binance(バイナンス)でクレジットカードを使う際には、事前に知っておくべきことやメリット・デメリットがあります。
そこでこの記事ではバイナンスでクレジットカードで仮想通貨購入を検討している方に向けて詳細情報を解説していきます。
なお、Binance(バイナンス)についての詳しい情報はこちらの記事を参照してください。
Binance(バイナンス)の評判は?メリット・デメリットから評価!口コミも調査
Binance(バイナンス)でクレジットカードを使う場合の基礎知識
まず、Binance(バイナンス)でクレジットカードを使用する場合の基本的事項として下記の内容を解説します。
クレジットカードで仮想通貨購入は禁止されている場合が多い
大前提として、世界大手銀行が自社で発行するクレジットカードの多くは、どんな国際ブランドであろうと仮想通貨購入に使用することができません。
日本のクレジットカード発行会社のいくつかもこれに続くかたちでクレジットカードでの仮想通貨購入禁止を発表しました。
2018年3月にクレジットカードを利用した仮想通貨購入を禁止または停止すると同時に発表した日本のクレジットカード会社は以下の5社です。
クレジットカードでの仮想通貨購入を禁止しているカード会社
- JCBカード
- 三井住友カード
- 三菱UFJニコスカード
- クレディセゾンカード
- イオンフィナンシャルサービス
また、日本国内の仮想通貨取引所でも、クレジットカードでの仮想通貨購入を禁止あるいは停止するところもあります。
クレジットカードでの仮想通貨購入を禁止している国内取引所
- Zaif
- Coincheck
- bitFlyer
上記の3社はクレジットカードを使用できていましたが、現在は日本国内の取引所で使用を停止しています。クレジットカード決済の再開は未定です。
この禁止の流れはクレジットカード決済に関するしくみの危険性を考慮して取られた措置ではなく、主に次の2つの理由があるためです。
クレジットカードで仮想通貨購入を禁止している理由
- ユーザーの債務不履行防止
- クレジットカード現金化を防ぐための措置
「ユーザーの債務不履行防止」とは簡単に言えば、返済計画もなしにクレジットカードのショッピング枠を使って仮想通貨を購入し投資に失敗して返済できなくなるのを防ぐためです。
クレジットカードのショッピング枠は借金と同じですから、投資の基本である「生活に影響のない資金で投資」を理解していない方に使わせない処置と言って良いでしょう。
「クレジットカード現金化を防ぐための措置」とはクレジットカードは商品を購入するための手段のため、現金を入手するために使うことをほとんどの業者で禁止しています。投資自体が利益つまり現金を得る手段に直結するため使えない場合が多くなっています。
また、マネーロンダリングなどの犯罪に利用されること防ぐための処置でもあります。
マネーロンダリングとは?
マネーロンダリングとは日本語で「資金洗浄」と言い、違法な手段で入手したお金を架空口座や他人名義口座などを利用して移動させることによって正当に得たお金と見せかける行為のことを言います。
マネーロンダリングはクレジットカードを利用する場合もあるため近年規制が厳しくなっています。
このような事情があるため、しっかりとした資産管理のできるユーザーでなければ、クレジットカードで仮想通貨を購入はおすすめできない方法と言えます。
Binance(バイナンス)で使えるクレジットカードはVISA・Mastercardのみ
Binance(バイナンス)で使用できるクレジットカードは国際ブランドのVISAとMastercardの2種類だけです。
ただし、正確にはBinanceで直接クレジットカードを使うわけではなく、先ほど紹介したSimplexというクレジット決済処理会社でクレジットカードを使い、自分たちの代行でSimplexがBinanceから仮想通貨を購入すると言う流れとなります。
しかも、この流れであってもクレジットカードを発行している会社が「ダメ」と言えば利用することはできません。
例えば、三井住友カードは投資目的全般での使用を禁止しているのでSimplexを経由したとしても仮想通貨をBinanceで購入できません
近年この傾向は強くなってきているので、Binanceでクレジットカードを利用する場合は事前にクレジットカードの発行元が仮想通貨での購入を禁止していないかを確認して利用してください。
Binanceと提携しているSimplexとは?
Simplexは普段仮想通貨の売買だけをしていると滅多に目にしない会社ですが、世界中に350社以上ものパートナーシップ企業を持つ新進気鋭の金融企業です。
Simplexを通して購入できる仮想通貨・法定通貨は合わせて240種類以上にもおよび、日本国内の取引所で取り扱っている仮想通貨よりも多くなっています。
パートナーへの保証も手厚く、不審請求による損失をゼロにするという保証(ゼロチャージバック)という保証も実施しています。
さらにSimplexはEUの認可を受けている金融サービスプロバイダです。
クレジットカードで仮想通貨購入は厳しい制限が多いのですが、Simplexが間に入って決済処理をすることにより安全性が保証でき、Binanceでも仮想通貨をクレジットカードで購入が可能になっていると言えます。
クレジットカードで購入できる仮想通貨
クレジットカードを利用して日本円で購入できる仮想通貨は2022年9月時点で6種類です。
クレジットカードで購入できる仮想通貨
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- BNB(バイナンスコイン)
- BUSD(バイナンスUSD)
- USDT(テザー)
Simplexの事情を考え合わせると、これからまだアルトコインの種類は増える可能性があります。
クレジットカードで仮想通貨を購入する場合、法定通貨との中継(ゲートウェイ)という役割が強いため、やはり決済に特化されたXRP(リップル)や法定通貨の価格と連動して価格変動の小さいBUSD(バイナンスUSD)やUSDT(テザー)が優先されるようです。
しかし、すぐに仮想通貨の取引を開始するというわけではなく保有期間がある程度保てるのであれば、おすすめはBNB(バイナンスコイン)になります。
その理由を解説します。
初めての購入ならBNBがおすすめ
前述したように、Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用して初めて仮想通貨を購入するとき、どの仮想通貨を購入するか迷うのであれば、BNB(バイナンスコイン)がおすすめです。
BNB(バイナンスコイン)とは Binance(バイナンス)が発行する独自トークンです。
BNB(バイナンスコイン)には保有していると以下のような有利な点があります。
BNB(バイナンスコイン)を保有する利点
- 最大で25%の取引手数料の割引が受けられる
- IEOに参加できる
- 他プラットフォームの決済手段として利用できる
- ステーキングで利益を上げることができる
- Binance(バイナンス)上でローンを受けることができる
- コンバート(両替)サービスを利用できる
この他にも、BNBは四半期ごとにトークンバーン(焼却)が実施され、供給量を調整して価値を高めていますし、BSC(バイナンス・スマート・チェーン)というスマートコントラクト・プラットホームの基軸通貨でもあるため、これから値段が上がる可能性があるという利点があります。
こちらの記事でBNBとBSCについて解説しているので、興味がある方は一度読んでみてください。
クレジットカードで購入する場合の上限金額
Binance(バイナンス)でクレジットカードを使って仮想通貨を購入する場合、購入額に利用限度額が設けられています。
クレジットカード自体に上限金額が設定されている場合もありますが、Binance(バイナンス)でのクレジットカード決済は決済処理会社Simplexに依存していますので、Simplex側が設定する限度額があります。
Binance(バイナンス)クレジットカード利用一人あたりの利用限度額
- 1日……2万ドル(日本円で約270万円)
- 1ヶ月……5万ドル(日本円で約680万円)
この利用限度額の設定は、仮想通貨という価格変動の大きなものをクレジットカードで購入するリスクを出来るだけ軽減するため、企業側にもユーザーにも必要な措置だといえるでしょう。
クレジットカードで購入した場合の手数料
Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用して仮想通貨を購入した場合、購入した仮想通貨の価格に対して手数料がかかります。
これはBinance(バイナンス)や国際ブランドへ支払う手数料ではなく、決済処理会社Simplexに支払う手数料です。
実際の手数料は以下のどちらか高いほうになります。
クレジットカード使用時の手数料
- 仮想通貨購入額の約3.5%
- 10ドル(日本円で2022年9月現在、約1,430円前後)
他の支払い方法に比べると、クレジットカードでの購入は手数料が高額になっていますので、クレジットカードを使用する前に把握しておいてください。
ちなみに、Binance(バイナンス)のその他の手数料についてはこちらの記事で解説しているので併せて読んでみてください。
Binance(バイナンス)でクレジットカードを使う場合の注意点【デメリット】
前項でお話したように、手数料が高額になってしまうことは、 Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用する場合の大きなデメリットといえます。
また、Binance(バイナンス)はそもそも日本の金融庁では認可されていないので、何か事故が起こった場合に自己責任になってしまう点も不安要素です。
クレジットカードで仮想通貨を購入するという行為においては、これが一番のデメリットかもしれませんね。
この点に関して、本サイトでは詳細な記事がありますので、気になる方はそちらを読んでみてください。
バイナンスの日本人利用は禁止!?金融庁との関係は?最新情報をお届け
他にも、Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用して仮想通貨を購入する場合、注意するべき点がありますのでご紹介しておきます。
楽天カード・三井住友カードは使えない【使用禁止】
前述したように、国内のいくつかのカード発行会社では、クレジットカードを使用して仮想通貨を購入することを禁止しています。
日本で人気のクレジットカードといえば、楽天カードと三井住友カードですが、この二つもクレジットカードでの仮想通貨購入を禁止しています。
クレディセゾンカード、イオンフィナンシャルカードも自社のマークの入ったカードでの仮想通貨の購入は原則禁止です。
三菱UFJニコスのカードもカードの種類や条件により、仮想通貨の購入を停止している場合があります。
カード発行会社が仮想通貨の購入を使用停止あるいは禁止していれば、国際ブランドがVISAとMastercardであっても使えません。
クレジットカードを利用するときパスポート提出(KYC)が必要
クレジットカードでの仮想通貨購入を禁止する流れの中で、Binance(バイナンス)は、フィアットと仮想通貨の中継をコンプライアンス的に健全なものに保つため(犯罪や詐欺などを排除するため)、本人確認(KYC)をする必要があります。
説明では本人確認書類にはマイナンバーカードや運転免許証も使用できるとありますが、日本人の場合、英語表記であるパスポートを提出するように求められるケースが多いようです。
Simplexと提携する他の取引所でも、本人確認書類は「国際的に有効な身分証明書」という表記がされていますので、パスポートの提出がまず間違い無いでしょう。
クレジットカードを利用して仮想通貨を購入する場合は、パスポートを提出した本人確認を済ませておくのが無難です。
Binance(バイナンス)でクレジットカードの利用・決済方法
それでは、具体的にBinance(バイナンス)でクレジットカードを利用する方法を解説していきます。
手順としては次のようになります。
Binanceでのクレジットカードの利用手順
- 公式にログインしクレジット/デビットカードを選択
- 通貨・購入量を入力
- クレジットカードを登録
- 住所を入力
- 支払い処理
ちなみに、クレジットカードを利用するには本人確認(KYC)を済ませておく必要がありますので注意してください。
Binance(バイナンス)での本人確認(KYC)について
以前は、本人確認(KYC)なしでも取引ができたようですが、2021年10月以降は、本人確認(KYC)が必須になっています。
Binance(バイナンス)では本人確認(KYC)には認証(インターミディエイト)と認証プラス(アドバンス)があり、通常は認証までの本人確認(KYC)で問題ありません。
日本からの登録であれば、確認書類にパスポートを提出し、顔認証をするのが無難なようです。KYCについてはこちらの記事を参照してください
それでは、以下で各手順の詳細と購入後にすべきことについて解説していきます。
公式にログインしクレジット/デビットカードを選択
Binance(バイナンス)の公式サイトにログインし、サイト上部のグローバルメニュー「仮想通貨を購入」にカーソルを合わせます。
このとき、フィアットがJPYになっていると後の入力が楽になりますが、他のフィアットになっていても問題ありません。

クレジット/デビットカード(カードで仮想通貨を購入)をクリックします。

通貨・購入量を入力
次ページでは、使用する通貨の種類と購入量を入力します。
日本円で購入するのでJPYを選択します。グローバルメニューでフィアットがJPYになっていた場合は、最初からJPYになっていると思います。

受信の欄は、使用する日本円を入力すれば自動で入力されますが、購入する通貨の種類を確認するのを忘れないようにしましょう。
逆に購入する通貨の量を入力すれば、使用する日本円が自動入力されます。
購入できる一回あたりの限度額は日本円で1,700円〜53万円です。
入力が終わったら、続行をクリックします。

続行をクリックするとフィアットサービスを有効にするように指示されます。
画面の指示に従って、フィアットサービスを有効にしてください。

クレジットカードを登録
次に支払い方法選択画面でクレジットカードを登録します。
支払い方法選択画面の中ほどにある「新しいカードを追加」をクリックしてください。

次にカード情報を入力します。

カード情報の入力が終わったら「次へ」をクリックします。

住所を入力
次に、住所を入力します。
Binance(バイナンス)では基本的に本人確認(KYC)で提出した書類の住所と同じ住所を同じように入力すると、問題なくスムーズに登録などを行うことができます。

支払い処理
住所入力が終わって確認をクリックすると支払い処理画面に移動します。
ここで支払い情報を確認し、承認をクリックしなければならないのですが、制限時間が10秒とかなり短めです。

10秒以内にクリックすれば支払い処理が完了しますが、10秒を過ぎた場合は更新をクリックし、再び承認する必要があります。

Binanceでクレジットカードを使って仮想通貨を購入した後にするべきこと
クレジットカードでの購入が終わったら、Binance(バイナンス)のウォレットで仮想通貨が入金されたことを確認してください。
すぐに取引をする際は、各取引ウォレットに資金を移動します。
入金の確認は、画面右上の人型アイコン「アカウントメニュー」からできます。

「ウォレット」をクリックします。

「ウォレット概要」をクリックします。

ウォレット概要ページからきちんと仮想通貨が着金しているか確認してください。

資金移動や入出金もウォレット概要から行うことができます。
「Binance(バイナンス)アプリ」でクレジットカードを使って仮想通貨の買い方
ここでは、Binance(バイナンス)のスマホアプリでクレジットカードを利用して仮想通貨を購入する方法を解説します。
Binance(バイナンス)のスマホアプリは「Binance Pro App」「BinanceアプリLite版」を切り替えることができ、両方でクレジットカードが使えるので、別々に解説していきます。
【参考】Binance(バイナンス)のスマホアプリ切り替え方法
切替はアプリトップページの左上人型アイコンをタップし、アカウントメニューの一番上の「トランザクションがライト」のスイッチをオンオフすることで行います。オンの場合がLite版になります。

Binance Pro Appの場合
Pro App版でクレジットカードを利用して仮想通貨を購入する場合は、画面中ほどにある「JPYで購入」をタップします。
次に、購入する仮想通貨を選びます。クレジットカードで購入できる6種類なので、その6種類の中から選択してください。
購入する仮想通貨をタップすると仮想通貨の購入量を選択する画面が出ますので購入量を入力し、購入をタップします。

支払い情報選択画面になりますので、クレジットカードを確認して「確認」をタップします。
クレジットカード情報の入力画面が出るので入力します。入力が終わったら「次」をタップしてください。

次に住所を入力します。入力が終わったら「確認」をタップします。
注文確認画面になりますので、入力事項に誤りがないか確認して「確認」をタップします。

以上で仮想通貨の購入が完了となります。
BinanceアプリLite版の場合
取引画面で購入したいコインをタップし、購入画面で「購入」をタップします。

購入する仮想通貨の購入量を入力し、入力が終わったら「購入」をタップします。支払い方法選択画面になりますので「カードで支払う」にチェックを入れて、「確認」をタップしてください。

後は、Pro App版の操作と同じでカード情報と住所を入力し、完了です。
Binance(バイナンス)では仮想通貨を売却してクレジットカードに送金可能
決済処理会社であるSimplexと提携し、フィアットゲートウェイを確保することができたため、Binance(バイナンス)では仮想通貨を売却し、クレジットカードに振替できます。
これを利用すると、実質、日本円でクレジットカードに直接送金できるということになります。
仮想通貨を売却し、クレジットカードに振替
「クレジットカード/デビットカードで仮想通貨を購入」画面で、「売却」を選び売却する仮想通貨を選ぶことで手続きができます。

ただし、仮想通貨の売却取引板を利用しているので、取引が成立しないと振替はできません。
Binance(バイナンス)でクレジットカードを使うメリット
ここまでBinance(バイナンス)でクレジットカードを使用して仮想通貨を購入する方法などをご紹介して来ましたが、実際、クレジットカードを利用したらどんなメリットがあるのでしょうか。
実は、Binance(バイナンス)でクレジットカードを使うメリットは、クレジットカードのポイントが貯まるということくらいで、インターネット上で紹介されているようなメリットは、実際はメリットとは言えないものばかりです。
「現金がなくてもOK」がメリットだという人もいますが、そもそも資金を持たない状態でのクレジットカード利用は借金のようなもので、投資において借金して投資をするのはNGです。ですから、厳密には「現金がなくてもOK」はメリットとは言えません。
「素早く入金ができる」のがメリットだという人もいますが、タイミングの問題はあるものの、投資は急いでも稼げる訳ではありません。「素早く入金ができる」もメリットとは言えないのです。
「日本円で入金できる」というのを、こちらでも紹介しましたが、日本円で直接入金できなくても、Binance(バイナンス)に入金をする方法はあります。
それが、国内取引所を経由してBinance(バイナンス)に資金を送金する方法で、この方法が一番確実です。
国内取引所は、日本の金融庁の認可を受けているのが大前提なので、安全性も担保されています。
特にグローバル取引所を母体に持つFTXJapan(FTXJP)や取扱銘柄が国内最大級であるCoincheck、実質取扱銘柄数ナンバーワンな上に送金手数料が無料のGMOコインなど海外取引所と連携させるのに優れた国内取引所は存在します。
国内の取引所で仮想通貨を購入し、Binance(バイナンス)に送金するというやり方が一番確実です。
これらの国内取引所に関しては、本サイトでおすすめの取引所を紹介しているので、興味がある方はそちらもチェックしてみてくださいね。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは、手数料の安さと取扱銘柄の豊富さで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料であるため、海外仮想通貨取引所やMetaMask(メタマスク)などへの送金におすすめです。 - コインチェック
コインチェックは国内でもトップクラスのユーザー数を持つ仮想通貨取引所です。仮想通貨の売買手数料が無料で、積立やレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特にスマホアプリの操作性やデザインが高評価で、仮想通貨初心者におすすめの取引所です。 - bitFlyer
bitFlyerは、国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。ビットコインが貯まるクレジットカードや、Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換できるサービスが評判です。さらに、少額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所は、トラベルルールの影響で海外取引所との送金が制限される場合があります。そんなときは、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由すれば問題ありません。
「Binance(バイナンス) クレジットカード」でよくある質問(Q&A)
最後に、本サイトへの問い合わせから「Binance(バイナンス) クレジットカード」をピックアップしQ&Aで回答していきます。
国内で発行されている多くのデビットカードは、発行元で仮想通貨購入を禁止しています。
デビットカードは口座から直接購入代金が引き落とされるので、クレジットカードが使えなくてもデビットカードは使えると思ってしまいがちですが、そもそも仮想通貨の購入を禁止している金融機関が発行元であれば、仮想通貨は購入できません。
エラーの種類にもよりますが、カードの発行元のサポートセンターに問い合わせてみてください。
クレジットカードを利用して仮想通貨を購入した場合、注文が確定するのは1分以内です。
注文が確定しトランザクションが実行されると、他の購入方法と同じように着金にかかる時間は通貨やブロックチェーンの混雑具合によって変わります。
あまりに時間がかかるようならサポートセンターに問い合わせてみてください。
バイナンスカードは、クレジットカードではなく、デビットカードなので、ウォレットに十分な資金がない場合は引き落としできません。
購入金額に見合う資金がウォレットに残っているか確認してください。
Binance(バイナンス)ではクレジットカード/デビットカードの取引履歴をダウンロードすることはできませんが、ウォレット概要から購入の履歴を確認することはできます。
カードの決済自体は、Simplexになるので、決済履歴はBinanceではなくSimplexに問い合わせる必要があります。
まとめ
Binance(バイナンス)でクレジットカードを利用して仮想通貨を購入すると、実質、日本円で入金することはできますが、メリットとデメリットを考え合わせると、他の入金方法で入金した方が良さそうです。
国内取引所を経由させた入金方法は、手間と時間がかかるようですが、この方法が確実です。
日本国内ではクレジットカードで仮想通貨を購入することを禁止あるいは停止する流れは進んでいるようですので、国内取引所に口座を開設した上で、Binance(バイナンス)に送金したほうが確実と言えます。
本サイトでは海外仮想通貨取引所最大手のバイナンスへ国内仮想通貨取引所からの送金方法を業者別に細かく紹介しているので、ぜひ利用していただき効率の良い仮想通貨取引に役立ててください。
コインチェックからバイナンスへ送金する方法を解説!注意点も詳しく紹介