バイナンス、Apple PayとGoogle Payに対応 仮想通貨購入がより簡単に

JinaCoin編集部
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「いつもの支払い」で広がる仮想通貨へのアクセス

世界最大の暗号資産(仮想通貨)取引所「Binance(バイナンス)」は7日、決済大手「Worldpay(ワールドペイ)」との提携を通じて、Apple Pay(アップルペイ)およびGoogle Pay(グーグルペイ)を利用した仮想通貨の購入が可能になったと発表した。この新機能により、クレジットカードやデビットカードを使って、よりスムーズかつ迅速に仮想通貨を購入できるようになる。

発表によれば、バイナンスのウェブ版およびアプリ版の両方で利用でき、より直感的で迅速な法定通貨から仮想通貨への交換体験を提供することを目的としている。既に世界中のユーザーに日常生活で広く利用されているApple PayおよびGoogle Payを活用することで、バイナンスはWeb3への参加障壁を一層取り除く構えだ。

バイナンスでは「フィアット・ゲートウェイ(法定通貨の入口)」を、仮想通貨の世界への“玄関口”と位置づけており、その整備が新規ユーザーの獲得に直結するとして重視している。今回の統合は、特に従来の金融機関から十分なサービスを受けられていない層に向けて、身近で信頼されている決済手段を活用しながらWeb3の恩恵を届ける手段とされている。

バイナンスは2024年中に、125以上の法定通貨に対応し、1,000種類以上の決済手段を展開。さらに、20カ国以上で新たなサービス提供を開始した。その中でも、アフリカの9カ国におけるモバイルマネーシステムとの統合は、銀行インフラが整っていない地域における金融アクセスの拡大を象徴する事例となっている。

このような世界規模での取り組みの成果として、2024年には「フィアットおよびP2P取引」を利用するユーザーの60%以上がリピート取引を行ったという。利便性と信頼性の高さが、ユーザー定着に寄与しているとバイナンスは分析している。

仮想通貨の普及には「アクセス性」が鍵となる。今回のように、世界中で日常的に使われているApple PayやGoogle Payといった決済手段と仮想通貨の購入を結びつける取り組みは、Web3という新しい経済圏への扉を、より多くの人々に開く重要なステップである。特に新興国や金融包摂が求められる地域において、このようなユーザー視点の改善は、次の10億人の参加を実現する土台になるといえる。

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