最近では仮想通貨の売買以外でも利益を上げる方法が増えてきました。
仮想通貨の世界では、新たなサービスや技術が次々と登場するため”仮想通貨で資産運用に興味があるけど何をおこなえばいいのかわからない”といった方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、世界最大手海外取引所Binance(バイナンス)が提供する「セービング」という資産運用について特徴やリスク、やり方に至るまでわかりやすく図解付きで解説していきます。
他の資産運用法と比べてシンプルで、はじめての資産運用にもおすすめできるものなので興味がある方はぜひ参考にしてみてください!
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Binance(バイナンス)のセービングとは?
Binance(バイナンス)でおこなえるセービングとは、保有している仮想通貨を預けることで金利を得ることができるサービスで、「レンディング」とも呼ばれています。
銀行に預金をすると金利がもらえるのと同じ仕組みですが、銀行預金に比べてはるかに高い金利を得ることができます。
従来の仮想通貨は、通貨価値の値動きを読んで売買の差益をあげるという比較的ハイリスクなものでした。
セービングでは売買をおこなわずとも、保有しておくだけで利益を生み出すことができます。つまり、仮想通貨でインカムゲイン運用ができるということですね! ※インカムゲインとは、簡単に言えば継続して受け取る利益のこと
セービングには「フレキシブルセービング」、「定期セービング」の2種類が存在します。
フレキシブルセービングとは?
フレキシブルセービングは“資産を預ける期間を指定しない“方法で、いつでも預けた資産を償還することができる代わりに、金利が低めに設定されています。
フレキシブルセービングの特徴を簡単にまとめておきます。
- 預ける期間を指定しない=いつでも資産の償還が可能
- 金利が低め
- 対応通貨が多い
対応通貨は58種類(2021年5月現在)とかなり多いため、幅広いユーザーに利用されています。
いつでも資産の償還が可能ですが、セービング後「日本時間で翌日AM9:00を過ぎるまでは償還不可」な点には注意してください。
定期セービングとは?
定期セービングは“資産を預ける期間を指定する“方法で、期間中は資産を償還することができません。その代わりに金利は高めに設定されています。
定期セービングの特徴は以下になります。
- 預ける資産の期間を指定する=期間中の償還は不可
- 金利が高め
- 対応通貨が少ない
- 1ロットからセービング可能(セービング最低量が設定されている)
フレキシブルセービングとの主な違いは「預ける期間を指定するか否か」と、「金利設定」ですね。最低でも7日間は預け入れる必要があります。
また、たとえばUSDTであれば「1ロット=100USDT」と、通貨ごとにセービング可能な最低量が定められています。
対応通貨は非常に少なく、「USDT・BUSD・USDC」の3種類のみとなっています。(2021年5月現在)
セービングとステーキングの違いは?
ここまでの説明で「ステーキング」と何が違うの?と思った方もいるのではないでしょうか?
セービング同様、Binance(バイナンス)でおこなえるステーキングも仮想通貨を預けて金利を得るといったインカムゲイン運用方法です。
ステーキングは以下の点においてセービングとは異なります。
- ステーブルコイン以外も預けられる
- APY(年間利回り率)が高めに設定されている
- サービス利用枠があり、売切状態となることがある
通貨によっては非常に高い利回り率を誇るものもありますが、利用枠が設けられており利用できるかどうかは早い者勝ちになります。
セービングは利回り率ではやや劣りますが、利用枠などは存在しないので、誰にでも利用しやすいサービスだといえます。
Binance(バイナンス)でのステーキングについては以下の記事でくわしく解説しているので、興味がある方は覗いてみてください!
Binance(バイナンス)のセービングの特徴やメリット
セービングにはさまざまなメリットが存在します。
シンプルで非常にわかりやすく操作が簡単
先ほどご紹介した「ステーキング」にはじまり、「ファーミング」、「流動性スワップ」や「LaunchPool(ローンチプール)」。
仮想通貨を使った資産運用方法はかなり増えてきましたが、どれも多少の専門知識が必要であったり、大きなリスクを抱えていたりと、投資初心者にはわかりにくいものが多いです。
それに対して、セービングは非常にシンプルでわかりやすい資産運用方法です。
- 預ける通貨をえらぶ
- 預ける期間をどうするかえらぶ
- 実際に預けて金利をもらう
基本的にはこれだけです!簡単操作で手元に眠らせている通貨が勝手に利益を生んでくれます。
シンプルでわかりやすいセービングは深い知識がない方にもおすすめの資産運用法です。
59種類の通貨に対応(フレキシブル)
フレキシブルセービングは59種類とかなり多くの通貨に対応しています。
フレキシブルセービングの対応通貨
TKO | BTC | BUSD | USDT | 1INCH | ADA | ALGO | ARK |
ARPA | ATOM | BAKE | BAL | BAT | BCH | BRL | COTI |
CVC | DAI | DASH | DOGE | DOT | EGLD | EOS | ETC |
ETH | EUR | EFT | FIL | GBP | IOST | IOTA | KAVA |
KMD | KNC | LINK | LOOM | LSK | LTC | NEO | ONE |
ONT | QTUM | RUB | STRAT | SXP | THETA | TOMO | TROY |
TRX | UNI | USDC | VET | WAVES | XLM | XMR | XRP |
XTZ | ZEC | ZIL |
メジャー通貨だけでなく、マイナー通貨もセービング可能なのは価格上昇を期待しながら金利を得ることができるので嬉しいですね。
手元の通貨を対応通貨に交換する手間や手数料をかけることなく、そのまま預けることができるのは大きなメリットです。
Activities(セービングアクティビティ)での高い利回り率
Binance(バイナンス)には定期セービング・フレキシブルセービングの他に、Activities(アクティビティ)と呼ばれる商品が提供されています。
高い金利が魅力の商品で、過去には金利40%近いものもありました。

不定期開催のイベントのようなもので常に利用できるわけではない上に、利用枠も設定されていますが、参加することができれば非常に高い金利を得ることができます。
変動損失のリスクヘッジ
仮想通貨の保有には価格変動による損失リスクがつきまといます。
暴騰を夢見て長期ホールドしている間にズルズルと下がっていってしまうことも・・。
ご説明しているように、セービングでは保有している通貨を預けるだけで金利を得ることができます。つまり、多少の価格変動損失はセービングによる金利で補填することが可能です。
通貨価値が下落した際、保有しているだけでは資産が減少していくのを黙って見ている他ありません。
セービングしておくことで価格変動による損失が抑えれるのは大きなメリットです。
Binance(バイナンス)のセービングのリスクやデメリット
セービングは比較的リスクが低めな資産運用法ですが、ゼロというわけではありません。
失敗してしまうことがないよう、しっかりと理解した上でおこなうようにしましょう。
プラットフォームリスク(カウンターパーティリスク)
セービングでは資産を一定期間預けることになります。
そのため、預け先であるバイナンスが倒産してしまった場合には資産を取り出せなくなってしまう可能性があります。
「銀行が潰れる」なんてことは頻繁に起こるものではありませんが、仮想通貨の世界では撤退や倒産といったことは少なくありません。
それ以外にもセキュリティ対策が不十分でハッキング被害にあってしまうといったこともあります。
セービングに限らず仮想通貨の資産運用には、このようなプラットフォームリスクが存在することは必ず頭の中に入れておかなければいけません。
もちろんリスクはありますが、世界最大規模の取引所であるバイナンスは比較的リスクが小さく安心できるかと思います。
利回り率は低め
先ほども説明したように、セービングは「ステーキング」や「イールドファーミング」などの資産運用と比べるとシンプルでわかりやすく、初心者の方でも手を出しやすいものになっています。
その分、利回り率はやや低めとなっており大きな利益を上げるためには莫大な資産が必要です。
一攫千金を狙うような資産運用法ではないということは理解しておきましょう。
一定期間は資産の償還が不可(定期セービング)
利回り率が高めに設定されている定期セービンングを行う場合、期間中は資産を償還することができません。万が一、セービング中に通貨価格が急落しても売り抜けることなどはできません。
急にどうしても資金が必要になった!なんてことのないように計画的におこなうようにしましょう。
心配性の方はいつでも動かせるフレキシブルセービングを選ぶと良いかもしれません。
Binance(バイナンス)セービングのやり方(動画版)
▼動画でセービングのやり方を確認したい方はこちらをご覧ください
Binance(バイナンス)セービングのやり方
それでは、バイナンスでのセービングのやり方を「フレキシブルセービング」、「定期セービング」に分けてご紹介いたします!
バイナンスに登録

どちらのセービングを行うにしても、バイナンスのアカウントが必要になります。
まだバイナンスアカウントをお持ちでない方は登録を済ませましょう。登録は3分もあれば完了します。
フレキシブルセービングのやり方
ログイン状態となったら画面上部「ファイナンス」タブ内の「バイナンスアーニング」をクリックします。

ページ下部にあるセービングの「詳細」をクリックします。

青枠部分をクリックすることで、「フレキシブルセービング」、「定期セービング」、「アクティビティ」を切り替えることができます。

- 過去7日間の平均APY(年間利率)
- 昨日のAPYとその変動グラフ
- 対象となる通貨を1000預けた際に出る1日あたりの利息
- バイナンスのウォレットにある全額(対象通貨)をセービングに自動で移動する
APYやグラフを確認し、問題がなければ「自動振替」にチェックを入れるか「振替」をクリック。預け入れる通貨量を入力後、「規約に同意」にチェック、「振替が確認されました」を押すとセービングが完了します。

自動振替を選択すると、数量を細かく入力する必要がないのでウォレット内全額をセービングしたい場合にはこちらを使いましょう。
定期セービングのやり方
基本的なやり方はフレキシブルセービングと同じです。
期間を選択すると、期間に応じたロットごとの利息を確認することができます。長期間になるほど利息が大きくなるので、ご自身の状況にあわせて選択してください。

「振替」ボタンをクリックすると以下のページに移動します。

- セービングする期間を選択
- 預け入れるロット数を入力
- 1ロットの通貨量
- 1ロットごとの利息
- セービング可能な最大ロット
- セービングが解除される日時
ロット数を入力後、赤丸部分にチェック、「振替が確認できました 」を押すとセービング完了です。
預けた資産の償還方法
預けた資産を償還したい際は、ホーム画面上部「ウォレット」タブ内にある「収益」をクリックします。

収益ページには現在セービング中の通貨が一覧になっているので、「償還」ボタンをクリックすると資産を償還することができます。
償還方法は2種類存在するのでお好きな方をお選びください!
- 通常償還:翌日に償還される
- 高速償還:当日中に償還されるが、当日の金利は付与されない
セービングの税金について
セービングで利益を得た際には、雑所得として確定申告が必要となることがあります。
給与所得者の場合、雑所得合計が20万円を超えた時には確定申告を行わなければなりません。
セービングでは預けた分の利子を受け取るわけですが、「利子所得」には分類されません。
利子所得は「預貯金及び公社債の利子並びに合同運用信託、公社債投資信託及び公募公社債等運用投資信託の収益の分配に係る所得」と定義されているからですね。
税金などの法律関係は追いついていない状況だといえるので、今後変わる可能性は大いにあります。
Binanceのセービングについてよくある質問
仮想通貨をバイナンスに預け入れて利息を得る点は「セービング」と「ステーキング」に共通しています。
セービングは保有する仮想通貨を預け入れて利息を受け取れるサービスです。
バイナンスのセービングを解除する方法は以下の通りです。
- バイナンスにログインした後、ウォレットのページに移動
- 「収益」のタブからフレキシブルセービングに預け入れた通貨の一覧を表示
- 解除したい通貨の右端にある「償還」ボタンをクリック
- 解除する数量を入力し「確認」ボタンをクリック
- 解除が完了すると、預け入れた通貨と利息が現物ウォレットに戻ります
まとめ
Binance(バイナンス)セービングの特徴やメリット、やり方などについて解説しました。
“保有しているだけなら生まれなかった利益”を得ることができるのが最大の魅力です。
シンプルでわかりやすいので、仮想通貨初心者の方でも失敗することなく行える資産運用ではないかと思います。
セービングによる資産運用を今後の視野に入れてみてはいかがでしょうか。