Web3大手のアニモカブランズは1日、実物資産(RWA)のトークン化を推進するため、銀行・金融機関向けブロックチェーンのレイルズと戦略的パートナーシップに関する覚書(MOU)を締結したと発表した。アニモカブランズは、モカネットワーク、オープンキャンパス、ザ・サンドボックスなどのプラットフォームを展開し、600社を超える企業への投資ポートフォリオを持つグローバルなデジタル資産リーダーだ。
広範なネットワークでRWAオリジネーションを主導
今回の提携により、アニモカブランズは広範なネットワークを活用し、トークン化する資産クラスや発行体の特定を主導する。また、RWAトークン化における経済的・技術的・プライバシー・ユーティリティパラメータの構築も支援する。
チェーン非依存の統合ボールトマーケットプレイスであるNUVAは、レイルズがトークン化したRWAのディストリビューターとして機能する。レイルズはNUVAに対し、資産・技術・サービスを提供し、利回り・流動性・投資家エンゲージメントの向上を支援する。
レイルズは、伝統的金融(TradFi)と分散型金融(DeFi)を橋渡しする銀行・金融機関向けブロックチェーンである。EVM互換のパブリック・パーミッション型ネットワークで、量子安全プライバシー、ネイティブガバナンス、独自のプライバシーノード技術を実装している。
レイルズの中核開発企業パルフィンの共同創業者兼CEOであるマルコス・ビリアト氏は「アニモカブランズのリーチにより、RWAのより広範な採用とトークン化の新セクター開拓が可能になる」と述べた。
アニモカブランズのグループプレジデント、エヴァン・アウヤン氏は「レイルズの機関投資家グレードのセトルメントおよびプライバシーレールと、アニモカブランズの広大なエコシステム、NUVAのチェーン非依存ボールトを融合させることで、世界中の数兆ドルの実物資産をトークン化するシームレスなパイプラインを構築する」と語った。
レイルズは、100兆ドルの流動性と60億ユーザーをオンチェーンに引き込むことをミッションとしており、トークン化された実物資産、ステーブルコイン、CBDC(中央銀行デジタル通貨)の世界的な普及を加速させる狙いがある。




