仮想通貨決済プロセッサ「Alphapo」、32億円のハッキング被害

tomochan01
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連日のハッキング

仮想通貨と法定通貨をつなぐ決済プロセッサ企業「Alphapo」が23日、ハッキングを受け約2,300万ドル(約32億円)が盗まれたことがわかった。オンチェーン分析家のZachXBT氏が最初に発見し、ブロックチェーンセキュリティ企業「PeckShield」「Slowmist」が詳細を明らかにした。

被害を受けたのは、Alphapoのホットウォレットで、イーサリアムベースの約600万USDT、約10万USDC、約1700DAI、約100万FTN、約43万TFL、2500ETH、および、トロンベースの約1200万USDT、約520万TRXが盗まれた。

その後、ハッカーは、イーサリアムベースのものは全てETHに変換した後、Avalacheブリッジを介してビットコインに変換した。トロンベースのものは全てTRXに変換されている。

イーサリアムベースのトークンの動き
出典:PeckShield
tトロンベースのトークンの動き
出典:Slowmist

オンチェーン分析家ZachXBT氏によると、Alphapoは、HypeDrop、Ignition、Bovadaを含むいくつかのギャンブル・プラットフォームの支払いプロセッサーだ。そのため、盗まれた資金はAlphapoを利用しているこれらの企業のものである可能性が高く、ユーザー資金である可能性も考えられる。

Alphapoは、現在までに声明を発表していない。

21日には、分散型金融(DeFi)「Conic Finance」がハッキングを受けており、連日のハッキング事件だ。読者の皆さんも気をつけてください。

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参考文献

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元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。 株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。
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