バイナンスUS、仮想通貨レンディングVoyagerを買収

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目次

Voyager Digital社、バイナンスの米国部門Binance USとの間での資産売却に関する契約を締結

仮想通貨レンディングプラットフォーム「Voyager(ボイジャー)」は、仮想通貨取引所最大手バイナンスの米国部門「Binance US(バイナンスUS)」に買収される。

12月19日午後8時(現地時間)、Voyagerを運営するVoyager Digital社(Voyager Digital Ltd.)はプレスリリースで「売却先としてBinance USを選択した」と公表し、Binance USとの間で自社資産の売却に関する契約を締結したことが明らかとなった。

この件について、バイナンス現CEOチャンポン・ジャオ氏も自身のツイッターで言及した。

Binance.US wins bid to acquire Voyager assets.

チャンポン・ジャオ氏ツイッター

Binance.USはVoyager社資産の買収入札に成功した。

Binance.USは仮想通貨取引所バイナンスの米国部門で、2019年に設立された。

今回、Binance.USによる入札額は10億2200万ドル(約1,400億円相当)とされ、Voyager Digital社のポートフォリオ資産10億200万ドルに、将来的な増分価値2000万ドルを加えた金額となっている。

2018年にローンチした仮想通貨レンディングプラットフォーム「Voyager」の運営会社「Voyager Digital Ltd.」「Voyager Digital LLC」「Voyager Digital Holdings, Inc」は7月5日、経営破綻に陥り、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条(チャプター11)を申請していた。

今回締結されたBinance.USによるVoyager Digital社の資産取得の契約は、チャプター11による再建計画に準じて行われた。2023年1月5日には、この契約締結に関して裁判所承認を得るため公聴会が開かれる。

債権者投票やその他の慣習的な手続きが残されているものの、Binance.USとVoyager Digital Ltd.の取引は、裁判所によるチャプター11計画の承認後、速やかに完了する見込みだ。

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参考文献

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この記事を書いた人

斎藤 俊介のアバター 斎藤 俊介 ライター・ディレクター

2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。

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