仮想通貨レンディングプロトコル「AAVE」がリスク管理強化へ

斎藤 俊介
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仮想通貨レンディングプロトコル「AAVE」がリスク管理強化に関するコミュニティ投票を実施

仮想通貨レンディングプロトコル「AAVE」において、コミュニティDAOで流動性の低いクレジットプール凍結に関する投票が行われた。仮想通貨メディア「Blockworks」が11月28日、これを報じた。

AAVEは、今年初めに流動性プールの利用に関してウォール街のTradiFi(伝統的金融機関)企業と業務提携を開始して以来、TradFiプレーヤーの間で注目されていた。

今回の投票は、先日発生した仮想通貨CRVの価格操作によって露呈した、レンディングプロトコルの構造的欠陥を補完するものである。

その手法について簡単に説明すると、攻撃者はAAVEで大量のCRV(分散型取引所Curveのトークン)を借り入れ、売却して得たUSDCを担保にして再びAAVEでCRVを借り入れる。これを繰り返してCRVの価値を徐々に下落させ、その後買い戻した。

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今回のコミュニティDAOにおける投票は、AAVEのガバナンスフォーラムで11月23日に提出された提案に端を発している。この提案は、「特定の資産の市場状況は現在変動中である」とし、「十分な注意」からの凍結を求めて働きかけた。結果、MANA、1INCH、xSUSHIなど、プロトコルで取引されている十数種類の資産が、少なくとも部分的に一時凍結となった。

Aave の参加者である LlamaとChaos Labsは最近、いくつかの個別の暗号資産の取引を停止する案を提出した。有権者は、公開時点で99%以上が賛成であった。これが可決された場合、新規のレンディングは凍結されるものの、デポジットは引き続き利用可能だ。

「最近の市場不況と市場全体の流動性の縮小に対応して、この提案は多くの変動性の高い資産全体のリスクプロファイルを減らそうとしている」と提案内で述べられている。

さらに公開時に圧倒的な承認を得ていた別の提案は、リスク管理を強化するため、保留中のプロトコルのアップグレードを待っている間、Polygonネットワーク版「AAVE」統合を停止することを推奨している。この動きは、LINK、SUSHI、CURVEを含む6つの仮想通貨銘柄に影響を与えるとされている。

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参考文献

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2021年に下位アルトコインのノード運用とNFT投資から仮想通貨の世界に入り、2022年より暗号資産(仮想通貨)ライター職に従事。2022年11月からJinaCoinに参加し、現在ライター・ディレクターを兼務。ブルーチップNFT「MAYC」のホルダーになるのが目標。
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