イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏は12日、自身のXで、イーサリアムが「放置テスト」に合格しなければならないとする長期技術戦略を公表した。これは、コア開発者が理論上立ち去った後もネットワークが自立的に機能し続けることができる状態を指す。
量子耐性を最優先課題に位置づけ
ブテリン氏は「効率性を追求するために量子耐性を最後の瞬間まで遅らせるという罠を避けるべきだ。個々のユーザーにはその権利があるが、プロトコルにはない」と述べ、完全量子耐性の実装を最優先課題として強調した。
同氏は「現時点のイーサリアムプロトコルが暗号学的に100年間安全であると言えることを、できるだけ早く達成し、誇りとして主張すべきだ」と主張した。この姿勢は、イーサリアムエコシステム全体で高まるポスト量子セキュリティへの関心を反映している。
ブテリン氏は、コア開発者が離れても安全に稼働し続けるための7つの技術要件を提示した。術要件を提示した。これには、ZK-EVM検証とPeerDASによる数千TPSへのスケーリングアーキテクチャ、ステートレス化とステート有効期限による数十年持続可能なステート管理システムが含まれる。
その他の要件として、ECDSA依存を脱却する完全アカウント抽象化、DoS攻撃に耐性のあるガススケジュール、長期的な分散化を支えるPoS経済モデル、検閲耐性を保証するブロック構築モデルを挙げた。
ブテリン氏は段階的アプローチを強調し、「毎年少なくとも1つの課題を達成すべきだ」と述べた。理想的には、将来のイノベーションの大部分がクライアント最適化を通じて実現され、パラメータ変更によってプロトコルに反映される形を目指すとしている。
同氏は「今後数年間で困難な作業を行い、真に正しいことに基づいて正しいことを一度実行し、イーサリアムの技術的・社会的堅牢性を長期的に最大化する」と締めくくった。




