スイッチボードオンデマンド、レイヤー1「アプトス」への対応を発表

ヤマダケイスケ
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アプトス上で信頼性の高いオラクルデータの収集が可能に

効率的なブロックチェーンアプリケーション開発を支援する「Switchboard(スイッチボード)」は11日、自社サービス「Switchbord On-Demand(スイッチボードオンデマンド)」がレイヤー1ブロックチェーン「Aptos(アプトス)」上で公開されたと発表した。

スイッチボードオンデマンドは、オンチェーンおよびオフチェーンから必要なデータを必要なときにリクエストできる、信頼性の高いオラクルサービスだ。これにより、従来のサービスと比べてデータ取得コストの削減が可能になる。また、スイッチボードオンデマンドには、先進的なセキュリティ技術である「Intel SGX」が実装されており、データ改ざんの防止やオラクルの不正リスク軽減が実現する。ブロックチェーンアプリの開発者にとって、安全かつ効率的にデータを利用できる点が大きな特長だ。

スイッチボードがアプトスを選んだ理由として、毎秒16万件を誇る処理能力や、ほぼリアルタイムでの取引完了が可能な点を挙げている。この優れたパフォーマンスを活用し、スイッチボードオンデマンドはアプトス上でのアプリ開発に必要なデータ供給ニーズに応えることを目指している。

さらに、アプトスのエコシステム内で活躍するプロジェクトにとっても、スイッチボードオンデマンドは大きな価値を提供する。例えば、各プロジェクトはオラクルデータの集約のほか、高速なトランザクション処理を可能にする「Block-STMエンジン」とのスムーズな統合などを迅速に行えるようになるという。

スイッチボードオンデマンドの公開により、アプトス上のアプリ開発のさらなる加速が期待される。高いパフォーマンスと信頼性を兼ね備えたこのサービスは、次世代ブロックチェーン技術の普及に向けた重要なステップとなるだろう。

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情報ソース:スイッチボード公式Medium / スイッチボード公式X

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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