イーサリアムのレイヤー2(L2)Starknet(スタークネット)で、量子コンピューターに耐える独立したレイヤー1(L1)への移行を研究するかを問う投票が、日本時間22日18時32分に締め切られた。賛成は議決権の93.52%だった。
スタークネットの投票、L1移行の承認ではない
投票は、STRK
STRKの保有者が投票サービスSnapshot(スナップショット)で15日から7日間行った。賛成は議決権の93.52%で、反対は4.57%、中立は1.91%だった。投票数は3,236件となった。
投票は拘束力のない意向調査で、提案には、賛成は研究への支持でありL1への移行の承認ではないと明記されている。移行を進めるかどうかは、別のガバナンス手続きで決めるという。
Starknet Foundation(スタークネット財団)は22日、開発企業のStarkWare(スタークウェア)と合同で研究を始めると発表した。
両者の作業部会が研究を進め、結果はスタークネットのガバナンスフォーラムで順次公開する。研究の結果がL1への移行を進める方向を支持すれば、詳しい提案を出し、改めてコミュニティの投票にかける。時期は示していない。
スタークネット財団、量子対策はイーサリアムの日程が制約と説明
財団によると、スタークネットの取引の証明はハッシュ関数に基づくSTARK証明で、アカウントもプロトコルの更新なしに新しい署名方式を使える。
一方、イーサリアムに頼るブリッジやデータの置き場(データ可用性)は、イーサリアムの日程に縛られる。財団は、イーサリアムが耐量子のL1を2029年12月に目標としていると説明している。
投票前の財団の告知では、どの道を選んでもトークンはSTRKのままで、新しいトークンは出さないとした。イーサリアムからのブリッジも開いたままにするという。
提案によると、スタークウェアは10月8日に、スタークネットを独立した耐量子L1にする可能性を検討していると表明していた。量子コンピューターへの備えでは、NEAR(ニア)も10日、公開鍵を隠すアカウントを数週間で導入する予定だと明らかにしている。
