東証プライム上場のSBIホールディングス(8473)は25日、同社初となるセキュリティ・トークン(ST)社債「SBI START債」の売買取引が、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)の私設取引システム(PTS)「START」上で本日より開始されたと発表した。
セキュリティ・トークンとは、株式や社債などの有価証券をブロックチェーン上でデジタル化したもので、従来の証券と同様に法的な裏付けを持ちながら、発行・管理・取引の効率化が期待されている。
100億円発行、1口1万円・利率2.15%の3年債
SBI START債の正式名称は「SBIホールディングス株式会社第1回無担保セキュリティ・トークン(デジタル名義書換方式)社債(社債間限定同順位特約付)」。発行総額は100億円で、各社債の金額は1万円、利率は年2.15%に設定されている。償還期限は2029年3月23日の3年債で、利払いは毎年3月と9月の年2回だ。格付はR&IでA-を取得している。
募集期間は2026年3月11日から23日までで、払込期日は3月24日。主幹事およびST-NominatorはSBI証券、社債管理者・社債原簿管理人はみずほ銀行が担う。ブロックチェーン基盤には、BOOSTRY(ブーストリー)が提供する「ibet for Fin」を採用している。
PTS「START」での取引は、11時30分(前場)と15時(後場)の1日2回、板寄せ方式で約定する。注文方法は指値と成行に対応し、1注文あたりの上限は1億円または発行済み数量の5%に設定されている。決済は約定日から2営業日後(T+2)で行われる。
SBIホールディングスは暗号資産事業(SBI VCトレード)やリップルとの提携、円建てステーブルコインの共同開発など、デジタル資産分野への取り組みを加速させている。今回のST社債は、国内大手企業による個人投資家向けトークン化証券の具体的な実用例として注目される。
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