米メディア大手フォックスと予測市場大手のカルシは7日、提携を発表した。これにより、フォックスニュースやフォックスビジネスなどの各種番組内に、カルシが提供する予測市場のデータが導入される。予測市場のデータが大手マスメディアに本格採用される事例となる。
毎月数百万人が利用する予測市場のオッズを、政治や経済の報道で視覚化
今回の提携では、政治や経済、気象、文化などの最新ニュース報道において、カルシのリアルタイムデータがに表示される。カルシはフォックスの制作チームと直接連携し、ニュースや世論調査を補完する新たな指標として、予測市場のデータを視聴者に提供していく。
カルシは将来の出来事が起きる確率を取引する予測市場だ。フォックスによると、毎月数百万人の利用者がいるが、約7割は実際の取引を行わず、世の中の動向を示すデータとして確率を確認している。予測市場は投資の枠を超え、ニュースを多角的に理解するための新たな情報源として定着しつつある。
予測市場は「群衆の知恵」を活用しており、特定機関の世論調査や専門家の意見とは異なる中立的なデータを提供する。カルシのタレク・マンスールCEOは、誤情報が増加する現代において、正確で偏りのないデータが世界の動向を把握する助けになると今回の提携の意義を説明した。
大手メディアによる採用が持つ意味
フォックスのストリーミング部門幹部であるポール・チーズブロウ氏は、予測市場を「魅力的な新しい体験であり、不可欠なデータポイント」と位置づけている。視聴者に対し、より深い洞察とニュースへの高い参加意識を提供することが、データ統合の大きな狙いである。
フォックスニュースは全米有数の視聴率を誇るニュース番組であり、系列全体で毎月約2億人にリーチしている。暗号資産界隈でも注目を集める「予測市場」のデータが、これほどの規模を持つ伝統的メディアの日常的な放送に組み込まれる影響は決して小さくない。
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