ポリゴン・ラボ、2社を約400億円で買収──ステーブルコイン決済強化へ

伊藤 将史
9 Min Read
ポリゴン・ラボ公式Xより引用
Highlights
  • ポリゴンラボは13日、暗号資産取引所コインミーとウォレット企業シーケンスを総額2億5,000万ドル超(約400億円)で買収すると発表した
  • コインミーは米国48州の送金ライセンスと5万拠点、シーケンスはワンクリックのクロスチェーン決済技術を持つ
  • 両社を統合しポリゴン・オープン・マネー・スタックを構築、法定通貨とオンチェーンを結ぶ次世代決済インフラを目指す

イーサリアムのレイヤー2ソリューション「ポリゴンPOLPOL」を開発するポリゴンラボは14日、決済サービスプロバイダーのCoinme(コインミー)とオンチェーン決済プラットフォームのSequence(シーケンス)の2社を、約2億5,000万ドル(約400億円)で買収したと発表した。

米国の送金ライセンスとオンチェーン決済技術を統合し、決済インフラを強化

ポリゴン・ラボは今回の買収を通じて、次世代の決済基盤である「ポリゴン・オープン・マネー・スタック」の構築を目指すとしている。「ポリゴン・オープン・マネー・スタック」のビジョンは「誰もが、どこでも、瞬時に資金移動を実現し、それを活用できるようにすること」だ。

買収対象の一社であるコインミーについて、ポリゴン・ラボは「米国48州での送金事業者ライセンスと認可されたウォレットインフラを通じて、規制に準拠した米ドルの移動へのアクセスをもたらす」と紹介。同社は5万カ所以上の小売拠点を運営するほか、Web2およびWeb3企業が暗号資産(仮想通貨)の取引やカストディ、法定通貨の入出金機能を導入できるAPIを提供している。

同社にはパンテラ・キャピタルやデジタル・カレンシー・グループ、サークル・ベンチャーズ、マネーグラムなどが出資している」と紹介した。

一方、シーケンスについては「ブロックチェーンの複雑さをユーザーから排除し、オンチェーン決済をシンプルかつシームレスにする」技術を持つと説明している。

同社の買収により、ポリゴン・ラボは企業向けの組み込み型ウォレットや、ワンクリックでクロスチェーンの調整を行うエンジン「トレイルズ」を傘下に収める。また、シーケンスにはコインベースやコンセンシス、テイクツー・インタラクティブ、ユービーアイソフトなどが出資しており、その技術はすでにイミュータブルやソニュームなどの主要エコシステムで活用されている」点をアピールした。

今回の買収によってポリゴン・ラボは、オンチェーンからオフラインまでをつなぐ一連の決済インフラを傘下に収めることになる。同社がどのような決済基盤を作り出すのか、今後も期待したいところだ。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.43円)

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2017年の仮想通貨ブームの頃に興味を持ち、以降Web3分野の記事の執筆をし続けているライター。特にブロックチェーンゲームとNFTに熱中しており、日々新たなプロダクトのリサーチに勤しんでいる。自著『GameFiの教科書』。
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