「ポケポケ」、特許内容からブロックチェーン技術の採用が濃厚か
株式会社ポケモンが2024年10月30日にリリースを予定している「ポケポケ(Pokémon Trading Card Game Pocket)」にブロックチェーン技術やNFTが実装される可能性があることが特許内容から判明した。
「ポケポケ」とは1996年10月に発売されて以降、世界各国でプレイヤーを獲得している「ポケモンカードゲーム」初となるスマホアプリだ。ポケモンカードをデジタル化することで手軽なコレクションを可能としており、これまで販売されたカードはもちろん、本作しか収録されない新規カードも登場するという。
株式会社ポケモンが令和4年10月27日に出願した特許によると、デジタル化したカードに対して思い入れを残せる機能として、分散型台帳(ブロックチェーン技術)の活用を挙げている。
具体的はどのデッキでいつ対戦に使われたのか、誰から受け取ったカードなのかといったカードの履歴管理を自社によるサーバー管理でなく、ブロックチェーン上に記録して管理してもよいとしている。
またブロックチェーン技術を採用した際、カードはそれぞれNFT(ノンファンジブルトークン)としてブロックチェーン上に記録される点も明記されている。

NFTカードを使用して対戦を実施した際や他のプレイヤーを応援するなど、要件を満たすことで特典が付与される仕組みの実装も計画されているようだ。
トレーディングカードゲームとブロックチェーン技術の融合は今に始まった事ではない。これまでにも多くのNFTトレーディングカードゲームが誕生しており、カードゲームファンを魅了してきた。
だがポケモンという世界的に認知・人気の高いIP(知的財産)がWeb3業界に本格参入してくるとなれば、ブロックチェーンをはじめとした技術が再注目され、これまでWeb3に関心がなかったユーザーを惹きつけるきっかけになるかもしれない。