NOT A HOTELのNOTA、東証上場承認──仮想通貨NACの扱いを確認

NOT A HOTELのNOTA、東証上場承認──仮想通貨NACの扱いを確認
shoko-koyama
3 Min Read
Highlights
  • 11月6日、NOTA(旧NOT A HOTEL)が東証グロース市場への上場承認を取得。上場予定日は12月9日
  • 想定発行価格1,390円で計算すると、上場時の時価総額は約1,111億円。主幹事は野村證券とSBI証券
  • 上場申請の書類に3月末のNACレンディング残高10.6億円や、流動性が限られるリスクを記載。NACは執筆時点で1,152円

別荘ブランドNOT A HOTEL(ノット・ア・ホテル)を展開するNOTA(ノタ)は6日、東京証券取引所(東証)からグロース市場への新規上場の承認を受けた。上場予定日は12月9日。子会社のNOT A HOTEL DAOが発行する暗号資産(仮想通貨)NOT A HOTEL COIN(NAC)は、GMOコインの取引所で執筆時点(日本時間6日17時16分)1,152円だった。

NOTAが12月9日上場へ、想定時価総額は約1,111億円

同社の取締役会決議のお知らせによると、公募は508万800株、引受人の買取引受による売出しは1,221万6,600株、オーバーアロットメントによる売出しは上限259万4,600株。上場承認のお知らせでは、主幹事を野村證券とSBI証券としている。

仮条件は20日、公開価格は30日に決める予定。有価証券届出書の提出時の想定発行価格は1,390円で、上場時の発行済株式総数7,989万8,000株を掛けると約1,111億円になる。

公募の手取概算額は65億7,200万円(想定発行価格で算出)。海外販売と第三者割当増資の分とあわせ、人件費とマーケティング費に充てる予定で、使途にNACの事業は挙げていない。同日公表した2027年3月期の業績予想は、売上高325億7,800万円、営業利益69億5,800万円。

6日の上場承認のお知らせ、取締役会決議のお知らせ、業績予想は、いずれもNACの名前を挙げていない。業績予想は、その他事業に暗号資産関連事業を含むとしている。

NACの取扱業者と価格、6日は1,150円台

金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(9月30日現在)をJinaCoinが集計したところ、NACを取り扱う業者として記載されているのはGMOコインの1社。コインチェックは基準日より後の10月8日、販売所でNACの取扱いを始めた。

国内の取扱業者9月30日現在

NACを取り扱う国内の登録業者

1社金融庁に登録された交換業者27社のうち
1/27社

GMOコイン

登録一覧の「取り扱う暗号資産」欄にNACの記載がある業者。取引所形式か販売所形式かは区別していません。

交換業者一覧でNACを見る出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」/JinaCoin 暗号資産の規制トラッカー

GMOコインの15分足では、日本時間6日6時以降の約定は1,151〜1,152.999円の範囲だった。

12時台の後は15時45分まで約定がなく、それ以降は執筆時点まで1,152円。6日6時からの出来高は約1,126 NAC。

日付NACの主な出来事その日のGMOコインでの価格
2024年10〜12月GMOコインでIEO(取引所を介した新規の暗号資産販売)1,000円(募集価格)
2024年12月13日GMOコインで取引開始高値3,200円、終値2,927円
2026年10月5日社名変更・住宅参入の発表終値約1,061円
2026年10月8日コインチェックが取扱い開始高値1,500円、終値約1,218円
2026年11月6日東証の上場承認1,152円(17時16分時点)
価格はGMOコインの取引所の日足(日本時間6時区切り)。11月6日は17時16分の最終約定価格、IEOはGMOコインの募集要項(募集は2024年10月31日〜12月7日) 出典:GMOコインのデータをもとにJinaCoin作成(11月6日取得)

上場申請の書類が記すNACの位置づけ

NOTAが東証に提出した新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)によると、NACは資金決済法上の暗号資産で、連結子会社のNOT A HOTEL DAOが発行する。

NOT A HOTEL DAOは2023年7月、NACの発行・運営を目的にNOTA(当時はNOT A HOTEL)が設立した。設立時の社名はNOT A HOTEL NFT。

2024年10〜12月にGMOコインで募集したNACのIEOの調達額は、同書類によると20億円。資金はセカンドハウスの購入などに使い、会計上は負債(契約負債)として計上している。残高は2026年3月末で19.4億円。

利用者がNACをNOT A HOTEL DAOに貸し出し、宿泊権かNACの報酬を受け取るNACレンディングの残高は、3月末で10.6億円だった。

連結貸借対照表に計上したNACは同時点で142万4,341NAC(10億9,500万円)。このほか、発行時に自社へ割り当て、資産に計上していないNACが同時点で36万8,557NACあった。

リスクの欄では、NACは自社グループが発行する暗号資産のため、流通市場での「取引量・流動性は限定的」と説明する。7月に可決された金融商品取引法などの改正法により、NACの発行・レンディングに新たな登録・届出義務が課される可能性にも触れた。

関連:コインチェック、仮想通貨NACの取扱い開始──NOT A HOTELアプリと連携
関連:NOT A HOTEL、社名をNOTAに変更し住宅参入──仮想通貨NACは1,064円台

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
仮想通貨歴6年。ニュース記者歴4年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA