仮想通貨ETF・ETPへのネットキャッシュフローが1ヶ月ぶりにプラスに転じるも、低調な取引高が続いており、投資家の関心が薄れている模様
資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週(5月6~12日)は全世界の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品は1.3億米ドル(約203億円)の純資金流入となり、1ヶ月ぶりにプラスに転じた。

欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、ブラックロックやフィデリティ、グレースケール、プロシェアース、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品(ETF含む)は、1.3億米ドル(約203億円)の純資金流入となった。
しかし、取引だkは引き続き減少しており、4月の週平均170億米ドル(約2.6兆円)と比較して、先週の取引高は80億米ドル(約1.2兆円)と約半分となっている。これは投資家が現時点で仮想通貨エコシステムへの参加を減らしていることを浮き彫りにしている。

出典:coinshares

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地域別にみると、米国からの流入額が総額1.3億米ドルで大半を占めている。巨額の流出が続いているグレースケール社のETFの週間流出額は総額1.7億米ドル(約265億円)と1月以来最低となった。
4月末にビットコイン現物ETFが鳴り物入りで上場した香港の流入額はわずか1,900万米ドル(約29億円)にとどまった。コインシェアーズのリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、上場当初の大規模な資金流入の大部分がシードキャピタルだったのではないかと推測している。
カナダとドイツからはそれぞれ総額2,000万米ドル(約31億円)と1,500万米ドル(約23億円)の流出が続いており、年初からの流出額は合わせて6.6億米ドル(約1,032億円)となっている。

出典:coinshares
ビットコインは1.4億米ドル(約219億円)の資金流入を記録し、1ヶ月ぶりにネットキャッシュフローがプラスとなった。
イーサリアムは1,400万米ドル(約21億円)の流出となった。ジェームズ氏は米国の規制当局がイーサリアムETFのETF発行者の申請と低調なやりとりを行っていることから、ETFの承認が差し迫っていないとの憶測が投資家の間で広まっているためではないかと推測している。
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