前日ストップ高から一転、反動で売り優勢に
5月23日、東京証券取引所スタンダード市場に上場する「メタプラネット(証券コード:3350)」の株価が急落し、一時ストップ安となった。同社株は前日比267円安(-24.65%)の816円で取引を終えた。前日までの急騰に対する利益確定売りが主な要因とみられる。

メタプラネットは、ビットコインへの投資を戦略の中心に据えており、暗号資産(仮想通貨)市場の動向が株価に大きな影響を与える。5月22日には、ビットコイン価格の過去最高値更新を背景に、同社株はストップ高となったが、翌23日には一転して急落した。この動きは、仮想通貨関連銘柄全体に波及し、リミックスポイント(3825)やセレス(3696)なども大幅安となった。
ビットコイン価格が高値圏にある中で、短期的な利益を確定する売りが増加したことが、株価下落の一因とされている。また、メタプラネットの株価は、2024年4月の約20円から約1年で急上昇しており、短期間での急騰が投資家の利益確定売りを誘発した可能性がある。
今回の株価急落は、仮想通貨市場の変動性や、関連銘柄の投資リスクを改めて浮き彫りにした。投資家は、短期的な市場動向に一喜一憂せず、企業の中長期的な成長性や戦略を見極めることが重要である。特に、仮想通貨関連企業への投資においては、市場のボラティリティを十分に理解し、リスク管理を徹底することが求められる。
関連:メタプラネット、世界の上場企業で最高リターン率達成|時価総額6,000%増
関連:メタプラネット、エリック・トランプ氏を戦略アドバイザーに任命|株価ストップ高に