L1チェーン「マントラ」、メインネットを始動|RWAのトークン化に参入

中井 純
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5億ドル規模の不動産トークン化プロジェクトも開始

現実資産(RWA)のトークン化に特化したレイヤー1ブロックチェーン「MANTRA(マントラ)」は23日、「RWAのトークン化のためのメインネットを立ち上げた」と公式Xで発表した。この展開は、「従来型金融をオンチェーン化し、コンプライアンスに準拠したトークン化資産の記録台帳となるというビジョンに向けた重要な一歩」とした。

🕉️ マントラ、RWAのトークン化に向けメインネットを始動
この立ち上げは、従来型金融のオンチェーン化における重要な一歩だ。コンプライアンスに準拠したトークン化資産の主要な台帳としての地位確立を目指す。

マントラチェーンはRWAのトークン化プロセスを簡素化し、機関投資家向けにカスタマイズ可能なツールを提供する。メインネットは、セキュリティと規制遵守を重視して構築された。

マントラのCEO兼共同創設者、ジョン・パトリック・マリン氏は「メインネットの公開により、RWAの未来を共に構築したい産業、パートナー、プロジェクトを正式に歓迎する」と述べ、「認知と革新が進むにつれ、数兆ドル規模のRWA経済の可能性を共に解き放つことができる」と期待を示した。

メインネットのローンチ後、ユーザーは以下の機能にアクセスすることができる。

  • ERC-20からマントラチェーンへのOMトークンのブリッジ
  • ネットワークの安全性向上とステーキング報酬獲得のためのOMステーキング
  • 新ミッション完了によるKARMAポイント獲得

マントラチェーンは、複数の戦略的パートナーシップを締結済みだ。UAEの不動産大手「MAG(マグ)」との提携では、5億ドル(約750億円)規模の不動産資産のトークン化を計画。また、ノバス・アビエーション・キャピタルとの覚書締結により、航空分野での投資機会の開拓を目指す。

トークン化資産市場は急速に拡大しており、2030年までに16兆ドル(約2,400兆円)に達すると予測されている。大手金融機関の参入も相次いでおり、ゴールドマン・サックスは2024年末までに3つのトークン化プロジェクトを立ち上げる予定だ。世界最大の資産管理銀行であるステート・ストリートも債券やマネーマーケットファンドのトークン化を検討中だ。

マントラチェーンのメインネットローンチはRWAトークン化市場に以下のような影響を与える可能性がある。

  • 従来型金融とブロックチェーンの融合加速
  • 機関投資家向け規制対応プラットフォームの提供
  • グローバルな資産アクセスと流動性の向上

マントラのネイティブトークンOMは、メインネットローンチに向けて好調な推移を見せており、今年に入って7,134.6%以上上昇し、直近で最高値を更新した。

Mantra OM 過去1年価格推移(出典:CoinMarketCap)

このメインネット立ち上げにより、現実資産のトークン化市場の成長が加速し、日本を含む世界の投資家に新たな投資機会がもたらされる。特に、これまで投資が困難だった資産へのアクセスが容易になり、ポートフォリオの多様化や新たな収益機会の創出が期待される。

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情報ソースマントラ公式X / マントラチェーン公式サイト

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中井 純、工学博士 AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。
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