LINEヤフーグループでWeb3プラットフォーム事業を担うLINE NEXTは9日、ステーブルコインウォレットサービス「Unifi」をグローバルに正式ローンチした。Unifiは、LINEアプリ上でテザー(USDT)の預け入れ、保管、送金、決済までを一つのサービスで提供する点が特徴である。
預け入れ額に応じ最大年率8%水準の利息を提供
Unifiは、預け入れ額に応じて基本年率4〜5%の利息を提供するほか、ローンチを記念したプロモーション期間中は最大年率8%水準の利息が毎日提供される。預け入れ上限は設けられておらず、解約手数料も不要で、24時間365日いつでも自由に入出金できる。
ウォレットはノンカストディアル型を採用し、ユーザー自身が資産の秘密鍵を管理する方式となっている。LINE・Google・NAVER・Appleなどのソーシャルアカウントでログインするだけでウォレットを作成でき、暗号資産に慣れていないユーザーでも手軽に利用を始められるのが特徴だ。
同サービスはステーブルコインを現金化する導線も確保している。韓国企業のSentBe(セントビー)を通じ、シンガポールでDPT(デジタル決済トークン)ライセンスを保有するTriple Aのオフランプソリューションと連携しており、Unifi上でステーブルコインを現金化し自身の銀行口座へ送金できる仕組みとなっている。
LINE NEXTは今回の正式ローンチにあわせ、これまで個別に運営していたDapp Portal(分散型アプリのポータルサービス)とMini Dapps(LINEアプリ内で動作する小型の分散型アプリ)をUnifiプラットフォームへ統合した。これにより、ゲーム、ソーシャル、コンテンツなどの各種アプリにおいて、Unifiウォレットを使った決済やミッションへの参加を通じて、さまざまな報酬を獲得できるようになる。
Unifiは2月12日にベータ版を公開しており、約1か月の試験運用を経て今回のグローバル正式ローンチに至った。対応するステーブルコインとして、まずはドル連動型であるUSDTを優先的にサポートし、今後は他のステーブルコインも順次導入する方針を示している。LINE NEXTの代表取締役のコ・ヨンス氏はUnifiについて「世界中のユーザーがステーブルコインを安全に管理しながら、資産の成長をリアルタイムで実感できるよう設計した」と説明し、「さまざまな国のステーブルコインや実物決済の領域にまで拡大し、グローバルなデジタル資産ハブへと成長していく」との展望を示した。
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