暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース開発のレイヤー2「Base(ベース)」は18日、基盤ソフトウェアを独自の統合スタックへ移行する方針を発表した。これまで同ネットワークはオプティミズムが提供する「OP Stack」を基盤として運用されてきたが、今後はベース主導の統一されたコードベースへ段階的に移行する。
オプティミズムとの関係維持、「OP Enterprise」は協業継続する方針
今回の決定の背景には、外部技術の組み合わせ拡大に伴う依存関係の複雑化がある。ベースは過去数年にわたり、オプティミズムやフラッシュボットなどの外部技術を組み合わせて機能拡張を進めてきた。その一方、依存関係が分散し、開発・保守・調整コストが拡大していた点が問題視されていた。
ベースは統合スタックへの移行によってこれらの外部依存を集約することで、構成要素を簡素化する狙いだ。あわせて、年間ハードフォーク回数を3回から6回に増やし、小規模かつ高頻度のアップグレード体制へ転換。開発速度と安全性の両立を図るとしている。
ノード運用者への影響について同社は、「現時点で即時対応は不要」と説明。一方で、今後数ヶ月以内に予定されているハードフォークに備え、ベースクライアントへの移行が必要になるとしている。
ベースは今後数ヶ月かけてOP Stackから離れる一方、オプティミズムとは管理型ブロックチェーン基盤「OP Enterprise」のクライアントとして協業を継続すると強調。また、ベースはプロトコル仕様やコードは引き続き公開していくとし、互換クライアント開発も歓迎する姿勢を示している。
この発表を受け、市場はネガティブに反応した。オプティミズムのネイティブトークンである「OP
OP」は同日、前日比11.76%安を記録。執筆時点での価格は約0.165ドルとなり、6日につけた最安値付近まで値が戻されている状況だ。

今回の統合スタック移行は、ベースの開発体制および技術戦略における大きな転換点と言えるだろう。今後、計画された技術更新がネットワーク成長へどのように影響をもたらすのかが注目される。
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