『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏は5日、自身のX(旧Twitter)を更新し、1974年に起きた歴史的な変化と現在の状況を対比させながら、2026年の経済的危機に警鐘を鳴らした。同氏は、インフレや債務問題が深刻化する中で、金融リテラシーを高め、金・銀・ビットコイン(BTC)といった「本物の富」を蓄えることの重要性を改めて強調している。
1974年の歴史的転換点と現在の危機的状況
キヨサキ氏は投稿の中で、1974年を「未来を変える年」と位置づけ、2つの巨大な変化があったと指摘した。1つ目は、米ドルが金ではなく石油によって裏付けられる「ペトロダラー」へと移行したことである。同氏は、2026年現在、世界が石油をめぐる紛争の瀬戸際にあり、インフレが急激に進行していると述べている。
2つ目の変化として、1974年に米国でERISA(従業員退職所得保障法)が可決されたことを挙げた。これにより、多くの労働者が生涯にわたる退職収入の保証を失い、401kやIRAなどの自己責任型年金制度への移行を余儀なくされたと説明。その結果、何百万人ものベビーブーマー世代が、退職後に十分な収入を得られず、物価高騰の影響で生活困窮に陥るリスクがあると警告している。
さらに同氏は、米国の社会保障制度とメディケアがすでに破綻状態にあると主張。世界規模で国家も個人も深刻な負債を抱えており、米国は世界史上最大の債務国の一つになっていると指摘した。こうした状況下において、学校教育でお金について教えられていないことに疑問を呈し、自らの金融リテラシーを高めることの必要性を訴えている。
キヨサキ氏は「1974年に作られた未来が到来した」と述べた上で、「負け犬にあなたの金融の未来を決めさせてはいけない。自分の未来を決められるのは自分だけだ」と強い言葉で読者に呼びかけた。そして、自身の未来を守るための具体的な対策として、金、銀、そしてビットコインという「本物の富」を蓄積し続けることを推奨して締めくくっている。
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