暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの創業者チャンポン・ジャオ(通称:CZ)氏の純資産が1,100億ドル(約17.4兆円)に達し、世界長者番付で17位にランクインしたことが明らかになった。10日、米フォーブスが公表した最新の世界長者番付をもとに報じている。
BTC保有分は1年で25%下落、BNB価値はほぼ横ばいに
CZ氏の資産増加の最大の要因として、バイナンスの企業価値が挙げられている。米フォーブスは同社の価値を約1,000億ドル(約15兆円)と推定しており、CZは同社の約90%を保有しているとされる。
バイナンスは現在も世界最大の暗号資産取引所で、市場シェアはおよそ38%。スポット取引とデリバティブ取引を合わせた年間取引量は30兆ドル(約4,748兆円)を超える規模に達しているという。
また、同社は独自ブロックチェーン「BNB Chain」関連のエコシステムやユーザー向けインセンティブ施策なども展開しており、取引所事業以外の領域でも事業基盤を拡大している。こうした要因を背景に、CZ氏の資産額は昨年から470億ドル(約7.4兆円)増加した形だ。
特に象徴的なのは、長年世界有数の富豪として知られてきたマイクロソフト共同創業者ビル・ゲイツ氏を資産額で上回った点だ。米フォーブスによると、近年の大規模な慈善寄付や2021年の離婚などの影響により、ゲイツ氏の純資産は約1,080億ドル(約17兆円)まで減少しているという。
一方、CZ氏個人の資産の中には下落したものもある。米フォーブスによると、同氏が保有するとみられる約1,400BTCの価値は過去1年間で約25%減少し、およそ1億ドル(約158億円)規模になったという。また、流通するBNBトークンの大半を占める同氏の保有分に関しては、その価値がほぼ横ばいだったとしている。
なお、暗号資産関連ではビットフィネックスCFOのジャンカルロ・デヴァシーニ氏が約893億ドル(約14兆円)で22位、同社CEOのパオロ・アルドイーノ氏が約380億ドル(約6兆円)で53位にランクイン。CZ氏以外の暗号資産関連ビリオネアにも資産増加がみられている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.2円)
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