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目次
Convex Finance(コンベックスファイナンス)とは?
Convex Financeは、イーサリアムブロックチェーン上に構築されたDeFi(分散型金融)プロトコルの1つです。特にCurve Financeのユーザーに対して、より高い利益の獲得と効率的な運用ができるサービスを提供しています。
また、独自トークンであるCVXも発行しており、ガバナンスへの参加や報酬の形で利用することができます。
Convex Financeは2023年11月現在、DeFiのTVLランキングでは12位に位置しています。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
DeFiプロトコルはとてもトレンドの移り変わりが激しいです。
その中で、Convex Financeは2021年5月にサービスがローンチされてから尚、この位置にランキングしていることから、非常に人気と信頼性が高いと言えるでしょう。
これもう見た?分散型金融DeFi(ディーファイ)とは?初心者にもわかりやすく解説します。
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Convex Financeの特徴
次に「Convex Financeの特徴」について見ていきましょう。Convex Financeの主な特徴は、以下の4つです。
それぞれ解説していきます。
イールドアグリゲーターサービスを提供
Convex Financeの主な特徴の1つ目は、「イールドアグリゲーターサービスを提供」していることです。
イールドアグリゲーターとは?
イールドアグリゲーターは、ユーザーから預かった資産をまとめて運用して、最適な収益を生み出すように自動的に資産を管理するシステムのことを言います。これにより、ユーザーは複数のプラットフォームや投資機会を個別に管理する手間を省くことができ、効率的かつ効果的な投資戦略を得ることができます。
DeFiで稼ぎたい!でも、色んなプロトコルを使うのは面倒くさいと思いますよね!
イールドアグリゲーターサービスを使えば、手間が減って効率的に稼ぐことができます。
運用効率を高めてくれる
Convex Financeの主な特徴の2つ目は、「運用効率を高めてくれる」ことです。
Convex Financeはイールドアグリゲーターとして、ユーザーから預かった多くの資金をまとめて運用できるため、ガス代や手数料を減らし、利回りを高めることが可能です。
個人ユーザーにとって、ガス代の負担はかなり大きいですよね!
Convex Financeを使えば、より稼ぎやすくなります。
これもう見た?イーサリアムのガス代とは?計算方法から節約方法までわかりやすく解説!
独自トークン「CVX」を発行している
Convex Financeの主な特徴の3つ目は、「独自トークン(CVX)を発行している」ことです。
通貨名 | Convex Finance |
シンボル | CVX |
価格(2023年11月25日時点) | ¥563.18 |
時価総額(2023年11月25日時点) | ¥51,611,156,851 |
時価総額ランキング(2023年11月25日時点) | 120位 |
取引できる主な取引所 | Bybit、Bitget、Kucoin、Gate.io |
ユーザーは独自トークンCVXを使って、以下の恩恵を受けることができます。
- ステーキング報酬を獲得
- CVXを16週間ロックし、ガバナンスの投票権獲得
Convex Financeを使うことで、独自トークンCVXを獲得し、さらに利回りを高めることができます。
Curve Financeだけでなく、他のプロトコルにも対応が拡大している
Convex Financeの主な特徴の4つ目は、「他のプロトコルにも対応が拡大している」ことです。
Convex Financeは、主にCurve Financeの運用効率を高めてくれるサービスでしたが、2023年になって、Frax FinanceやPrisma Finance、FX Protocolとも提携し、どんどん対応を拡大しています。Frax FinanceやPrisma Financeは近年、急激にシェアを伸ばしてきた注目のプロトコルで、DeFiLlamaのTVLランキングでもそれぞれ17位、31位に位置しています。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
Convex Financeは、こうした注目プロトコルとの提携もどんどん進んでおり、将来性の高いサービスと言えるでしょう。
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Convex Financeのメリット・デメリット
次にConvex Financeのメリット・デメリットを記載します。
Convex Financeのメリット
Convex Financeのメリットは大きく3つあります。
これらについて以下で詳しく説明していきます。
通貨を長期間ロックする必要がない
Convex Financeは、通貨を長期間ロックすることなく、高い利回りを得られるのが最大のメリットになります。Curve Financeで、より多くCRVトークンをもらうためには、CRVトークンをCurve Financeに長期間(最大4年間)ロックする必要があります。
ただ、DeFiはトレンドの移り変わりが激しいので、4年間も通貨を預けておくのは怖いしリスクが高いですよね!
Convex Financeを使えば、まとめて運用してくれるので、CRVトークンを長期間ロックしなくても、高い利回りを得られます。
要するに
Convex Financeが個人ユーザーのリスクを減らしてくれて、投資しやすくしてくれているわけです。
高い利回りを得られる
Convex Financeは、高い利回りを得られるのも大きなメリットです。
なぜなら、Convex Financeは今まで説明した通り、以下のメリットがあるからです。
- 多くの資金をまとめて運用できるため、ガス代や手数料を減らせる
- 独自トークン(CVX)を利用したユーザーへの価値提供
そのため、Curve Finance単独での利用よりも、ユーザーの利回りを高めることができます。
正直、Curve Finance単独で使ってると損しちゃいます。
この機会にConvex Financeを使って、より稼いでいきましょう。
手間が減ってラク
Convex Financeは、手間が減ってラクなのもメリットです。Curve Finance単独で高い利回りをもらおうとすると、工程が多くて正直面倒です。
Convex Financeを使えば、工程の多くを代行してくれるので、ユーザーの手間が減ってラクになります。
Convex Financeを使って、効率的にDeFiで運用していきましょう。
Convex Financeのデメリット
Convex Financeを利用する上でのデメリットは大きく3つあります。
これらについて以下で詳しく説明していきます。
複利運用はしてくれない
Convex Financeは、利益を自動再投資して、複利運用はしてくれないのがデメリットです。
そのため、利益を再投資するには、一度自分のウォレットに移して、再度Convex Financeに投資する必要があります。あまり頻繁に繰り返すとガス代がかかってしまうので、注意が必要です。
報酬をウォレットに移したい場合は、ガス代の安いタイミングを狙っていきましょう。
これもう見た?イーサリアムのガス代とは?計算方法から節約方法までわかりやすく解説!
ハッキング・ラグプルリスクがある
ハッキングリスクとはその名の通り、DEX内の資金を盗まれるというリスクです。ラグプルリスクとはDeFiなどプロジェクト運営側が資金調達してそのまま持ち逃げするいわゆる詐欺リスクのことです。
どちらもDEXを利用する上で必ず注意しておかなければならないことです。
もちろん投資は自己責任なのでどのように運用しても問題ありませんが最悪の場合、運用資金や投資対象の価値が無くなってしまうことも把握しておきましょう。万が一、損失になっても生活に影響しない余剰資金で投資することをおすすめします。
プロトコル(Curve Finance)のリスクを引き継ぐ
Convex Financeは、イールドアグリゲーターのため、Curve FinanceやFrax Financeなどのプロトコルのリスクをそのまま引き継ぐことになります。そのため、Curve FinanceやFrax Financeなどでハッキングが起こったり、利用者が減ったりしたら、Convex Financeも危険になります。
ただ、リスクを減らすために対応しているプロジェクトも拡大してきているので、今後はそうしたリスクは軽減していくでしょう。
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Convex Financeの使い方(スマホ版)
Convex Financeを使うまでの前準備
Convex Financeで取引する前に、次の事前準備が必要です。
これらについて以下で詳しく説明していきます。
STEP
仮想通貨取引所の口座開設と仮想通貨の購入
まずは、仮想通貨取引所で口座開設し、イーサリアムやステーブルコインなどの仮想通貨を事前に購入しておきましょう。詳しい開設方法や仮想通貨の購入方法は下記のリンクをご覧ください。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは手数料の安さ、取扱銘柄の多さなどで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料のため、海外仮想通貨取引所やメタマスクなどへの送金におすすめです。
- コインチェック
コインチェックは国内最大手の仮想通貨取引所です。手数料無料で仮想通貨売買ができ、仮想通貨の積み立てやレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特に扱いやすいスマホアプリの評価が高く、仮想通貨初心者におすすめの国内取引所です。
- SBI VCトレード
SBI VCトレードはネット証券大手のSBIグループが運営する国内取引所のため信頼性の高い国内取引所です。入出金、送金手数料などが無料なので海外取引所への送金にもおすすめ。手軽にレンディングなどの投資サービスを利用できるので、預けたまま資産運用も可能です。
- DMM Bitcoin
DMM BitcoinはDMMグループが運営する国内取引所。レバレッジ取引に対応する通貨数が豊富な点が特徴です。送金に利用できる通貨数は少ないのですが、送金手数料が無料なので海外取引所への送金でも利用できます。
- bitFlyer
bitFlyerは国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。買い物でビットコインが貯まるクレジットカードや、Tポイントをビットコインに交換できるサービスが豊富な点が特徴です。また、小額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所はトラベルルールにより海外業者との送金やり取りができない場合があります。
その場合は、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由して送金すれば問題ないので、焦らず対応してみてください。
STEP
MetaMask(メタマスク)に仮想通貨を送金
Convex Financeでステーキングする方法
次にConvex Financeでステーキングをする方法の手順は以下の2つです。
順番に解説していきます。
Curve Financeで流動性を提供する
Curve Financeで流動性の提供をしていきます。今回は例として「3pool」という流動性プールへ提供します。
3poolはDAI、USD、USDTの3種類のステーブルコインを組み合わせたプールです。
STEP
Curve FinanceにMetaMask(メタマスク)を接続
STEP
Curve Financeで流動性を提供
⑦「Pools」を選択 → ⑤「3pool」をクリック → ⑥「Deposit」を選択
⑩「Deposit」を確認 → ⑪「預ける量を入力」→ ⑫「Approve Spending」→ ⑬「Deposit」を選択
これで、Curve Financeでの流動性の提供は完了です。LPトークンを受け取ることができます。
LPトークンをConvex Financeに預ける
いよいよConvex FinanceにLPトークンを預けていきます。
STEP
Convex FinanceにMetaMask(メタマスク)を接続し、Poolsを検索
まずは、ウォレットを起動し、先程と同様の手順でConvex Financeを開きます。
次に①「Connect Wallet」を選択 → ②「MetaMask」をクリック → ③「Curve」を選択
④「Stake」を選択 → ⑤画面下に移動し、赤枠の部分に「DAI」と入力し、Curve Financeで預けた「3pool」を選択する
STEP
LPトークンをConvex Financeに預ける
⑥ 「DEPOSIT」を選択 → ⑦ LPトークンを預ける量を入力 → ⑧ 「Approved」→ ⑨「Deposit & Stake」を選択
以上で、Convex Financeでステーキングは完了です。お疲れ様でした。
Convex Financeで報酬を請求する方法
Convex Financeで報酬を請求する方法は簡単です。
① 画面右側の「Claim」をタップ → ② 報酬を請求したいPoolで「Claim All」を選択する
Convex Financeでステーキングを解除する方法
Convex Financeでステーキングを解除する方法も簡単です。
① ステーキングを解除したいPoolで「Withdraw」を選択 → ② 「Unstake & Withdraw」を選択する
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Convex Financeのよくある質問(Q&A)
最後に、Convex Financeに関してよくある質問に回答していきます。
Convex Financeはイーサリアムチェーン以外で使えますか?
Convex Financeではイーサリアムだけでなく、合計3つのチェーンで使えます。
Convex Financeのチェーン
- Ethereum
- Polygon
- Arbitrum
イーサリアムチェーン以外を使うことで、ガス代を抑えることができます。
どの流動性プールを選べば良いですか?
どのプールもCurve Financeで対象の銘柄を保有していれば流動性を提供できますので自身で好きなプールを選ぶことができます。選ぶポイントとしてはリスクとリターンの許容度で選ぶとよいでしょう。
リスクの低いプールを選ぶとリターンも低いですが、リスクの高いプールを選ぶとリターンも高くなります。
Convex Financeを使ったら、税金はどうなりますか?
Convex Financeでは日本円未対応なので納税しなくても良いと思うかもしれませんが、Convex FinanceをはじめとしたDEXにおいて仮想通貨同士の取引で利益が出た場合「雑所得」に区分され、年度末に「確定申告」が必要となります。
仮想通貨のトレードによる利益には総合課税が適用され、総合課税は累進課税のため、利益が大きくなれば納める税金の税率もあがります。
取引履歴は必ず残しておきましょう。
これもう見た?仮想通貨の税金に関する全知識まとめ
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まとめ
今回は、Convex Financeの概要や魅力について、図解とともに詳しく紹介しました。
当記事をまとめると
- 主にCurve Financeの運用効率を高めてくれるサービス
- 個人投資家のリスクを減らしながら、高い利回りを実現してくれる
- プロトコルランキングも上位にランクインし、非常に人気と信頼の高いサービス
Curve Financeを触っているなら、Convex Financeは絶対押さえておきたいサービスですね!
本記事を参考に、Convex Financeを活用して、DeFiで稼いでいきましょう!
参考文献
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#ConvexFinance使い方
#コンベックスファイナンス使い方