- リップル(XRP):1.985ドル割れで下落継続、1.94ドル付近が次の焦点
- ビットコイン(BTC):89,000ドル割れで短期下落、88,000ドルが目安
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA維持で反発余地、3,250ドルが上値候補
- チェーンリンク(LINK):13.15ドル割れで下落再開、12.8ドル付近を下値に想定
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMA及び4時間足長期HMAを下抜けしつつ1時間足レベルで下降のダウ理論したポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.985ドル付近
- 損切り目安:
- 日足中期HMAまたは4時間足長期HMAの直上
リップル(XRP)は現在、2.05ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMAを上抜け、前回高値ラインを超える上昇を見せたものの、その後は反落し、1時間足レベルでは下降トレンドに転じている。現在は日足短期HMAの下に位置し、短期的な下落優勢が意識される局面である。
足元では1時間足長期HMAが下値を支えている状態にあり、価格の直下には日足中期HMAと4時間足長期HMAが控えていることから、この付近での一時的な下げ止まりも想定される。だが、日足では一目均衡表雲が上値抵抗帯となっており、さらに日足短期HMAが下降波を形成しているため、全体としては下落優勢の相場構図と判断できる。
そのため、今後は下落が再開し、日足中期HMAおよび4時間足長期HMAを下抜けしつつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合、1.985ドル付近までの下落が視野に入る。さらに1.985ドルを明確に下抜けした場合には、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近となる1.94ドル付近までの中期的な下落余地も考慮すべきだろう。
一方で、現在価格付近、あるいは日足中期HMAおよび4時間足長期HMA付近で下げ止まる場合は、中期的な下落圧が一旦和らぐ可能性がある。しかし、日足レベルでは依然下落優勢の相場環境であるため、反発を追いかける展開は避け、売り目線を維持しながら次の下降波を待つ姿勢が適切だと判断する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を下抜け(89,000ドルを下抜け)
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 88,000ドル付近
- 損切り目安:
- 89,000ドル直上
ビットコイン(BTC)は現在、89,800ドル付近を推移している。昨日は一時的に上昇の値動きを見せたものの、上値は抑えられ続け、その後の急落によって短期的に下落優勢のチャート配置へと転じた。直近では90,000ドル付近が下落の一旦の下げ止まりとなっているが、4時間足では一目均衡表雲内に位置しており、方向感の乏しい値動きとなっている。
現在の下落基調は、4時間足レベルで1時間足長期HMAおよび日足短期HMAを明確に下抜けた構図によって裏付けられている。日足では下落圧がやや減少しているものの、全体としては下降トレンドの押し目形成中と判断できるため、戻り売りが意識されやすい地合いだ。今後は4時間足一目均衡表雲の下抜けとなる89,000ドル割れが焦点で、このラインを明確に下抜けた場合、短期的には88,000ドル付近までの下落が想定される。
さらに89,000ドルを下抜けする場合、中期的には日足中期HMAや4時間足長期HMA付近までの下落に発展する可能性も高い。一方で現在価格付近から88,000ドル付近で下げ止まりとなる場合には短期的な下落リスクは後退するが、反転の判断には日足短期HMAの上抜けと4時間足での直近高値(92,000ドル付近)の突破が必要である。この条件を満たすまでは売り優勢の流れを前提に相場を観察すべき局面だろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを下抜けせずに1時間足中期・長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,250ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,108ドル付近を推移している。昨日は上昇を試みたものの途中で失速し、1時間足長期HMAを下抜ける展開となった。ただし、その後は日足短期HMAに支えられた反発が確認されており、下値の固さが意識されている。
足元の1時間足では上昇圧が弱まり方向感の乏しい状態である一方、4時間足MACDがプラス圏に位置し、日足短期HMAが下支えとなっている点から、中期的な上昇圧は依然として残存していると判断できる。そのため、今後は日足短期HMAを維持したまま1時間足中期HMAおよび長期HMAを上抜け、1時間足で上昇のダウ理論が成立する場合、3,250ドル付近までの上昇を試す展開が想定される。
一方で、日足短期HMAを明確に下抜ける場合には下部に1時間足および4時間足の一目均衡表雲が控えているため、急落に直結しにくいが、4時間足レベルでは下落優勢となりやすく、日足では押し目形成からの下落再開を促す展開へ移行する可能性が高い。また、日足では下降トレンドから完全に脱却したとは言い切れない状況が続いているため、短期的な上昇狙いであっても深追いは避け、上昇条件が揃った場合に絞った戦略を採ることが望ましいだろう。
チェーンリンク(LINK)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを成立させながら4時間足一目均衡表雲を下抜け(13.15ドルを下抜け)
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近(13.0ドルから12.8ドル付近)
- 損切り目安:
- 13.15ドル直上、もしくはエントリー時点での直近高値
チェーンリンク(LINK)は現在、13.8ドル付近を推移している。12月6日に13.35ドル付近で下げ止まって以降、1時間足長期HMAを上限とした方向感の乏しい推移が続いている。短期的には戻りを試す場面もあったが、上値は限定的で、日足短期HMAを明確に上抜けることができず再び下落圧が強まりつつある。
現状は1時間足長期HMAが上値を抑える形となっており、日足では下落圧がやや鈍化しているものの下降トレンドから脱却したとは言い難い局面にある。加えて、現在は日足短期HMAを下抜けていることから、短期的には下落優勢と判断できる。
このことから今後、下落圧が増し、1時間足レベルで下降トレンドを維持しながら4時間足一目均衡表雲を下抜け(13.15ドル割れ)した場合、4時間足長期HMA付近である13.0ドルから12.8ドル付近までの下落が想定される。
中長期的には、4時間足で確認できる直近高値ライン(14.95ドル付近)を明確に突破し、日足一目均衡表雲を上抜けしない限り下落優勢の状態は続くと考えられる。ただし、日足中期HMAおよび4時間足長期HMA付近は下限抵抗帯として意識されやすく、急速な下落が続く展開にはなりにくい可能性もある。このため、現状は短期的な下落を狙いつつも、大局は戻り売り基調を維持し、市場の反応を慎重に見極めるべき局面だと判断する。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




