- リップル(XRP):日足中期HMA上抜けで上昇再開、3.4ドル目安
- ビットコイン(BTC):日足雲下抜けとバンド拡大で107,450ドル試す展開
- イーサリアム(ETH):4時間足雲下抜けで下降再開、4,200ドルを視野
- ソラナ(SOL):4時間足雲と1時間足HMA下抜けで177.5ドル狙い
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近を起点とする4時間足レベルの上昇トレンドを形成しつつ日足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.4ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足以下で確認できる直近安値
リップル(XRP)は現在、2.98ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇を見せ、一時的に4時間足長期HMAを上抜けしたものの維持できず、反発して再び方向感に欠ける展開となった。
ただし、直近の値動きにより下落再開の可能性はやや後退したと判断できる。現状では4時間足長期HMAと日足中期HMAが依然として上向きの形を保っており、加えて価格が日足一目均衡表雲の上に位置している点から、日足中期HMAを明確に上抜けすれば上昇再開の可能性が高まるだろう。
一方で、日足ボリンジャーバンドは急速に収縮してきているため、直近で日足中期HMAを上抜けしても、まずは3.4ドル付近が上値目標となる。それ以上の上昇を狙うには、ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴う強い上昇トレンドに転じる必要がある。現状ではロング優位の構図であるが、上値余地は限定的であり、直近安値を損切り水準としたリスク管理が不可欠である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲を下抜け
- 日足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,450ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、111,380ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発後、日足一目均衡表雲下端に上昇を抑えられたが、本日早朝に同ラインを一時的に上抜けし111,900ドル付近まで上昇した経緯がある。
しかし、1時間足長期HMAおよび日足短期HMAに上昇を阻まれており、現状は4時間足レベルでの下降トレンドに対する戻りと判断できる。このため、再び日足一目均衡表雲を下抜け、加えて日足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴う強い下降局面となれば、107,450ドル付近までの下落余地が想定される。エントリーは下降トレンド成立の明確な確認後のショートが有効と考える。
一方で、日足ボリンジャーバンド付近で再度反発する場合は、4時間足一目均衡表雲や4時間足長期HMA付近まで持ち合いとなった後に再度下落へ転じる可能性がある。売り優位の地合いに変わりはないが、反発の強弱を冷静に判断しつつ、直近高値を損切り基準としたリスク管理を徹底する必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,200ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,580ドル付近を推移している。昨日は4時間足一目均衡表雲を上抜けし短期的な上昇を見せたものの、日足短期HMA・中期HMA、さらに4時間足長期HMAが重なる水準で上昇が抑えられ、上昇トレンドへの転換には至らなかった。
現状は短期的に方向感が定まらない状態であるが、上値は移動平均線群に抑制されており、加えて日足MACDからは売り圧の強さが示されている。このため、今後4時間足一目均衡表雲を下抜けし、1時間足で下降トレンドが成立する局面では、4,200ドル付近までの下落が見込まれる。エントリーは下降トレンド確認後のショートが妥当と考える。
長期的視点では、4,200ドルから4,065ドルのサポートを維持できるかが焦点である。このラインは4時間足・日足双方における押し安値に位置しており、もし下抜けする場合は一段と強い売り圧力が加わり、中期的にも下落トレンドが明確化すると推測される。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲、1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 177.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、202ドル付近を推移している。昨日は4時間足一目均衡表雲で反発後、短期的な上昇を続けて日足短期HMAを上抜けし、さらに1時間足長期HMAの上抜けに挑戦する局面となった。
しかし通常、日足ボリンジャーバンド上限付近まで上昇した後は日足短期HMAが上昇の波を描きながら押し目を形成する動きがなければ上昇再開は難しいことが多い。今回の上昇はその押し目形成を経ていないため、ダマシ上昇の可能性が高いと判断できる。そのため、1時間足長期HMAを上抜けしたとしても積極的なロングは避け、むしろ様子見が無難である。
今後の戦略としては、4時間足一目均衡表雲や1時間足中期HMAを明確に下抜けし、1時間足で下降のダウ理論が成立した場合にショートを狙う方が確実性は高い。ただしこのエントリーは中期的な上昇トレンドに逆らう逆張りの性質を持つため、リスク管理を徹底する必要がある。利確の目安は177.5ドル付近である。
長期的には依然として上昇傾向を維持しているものの、上値の伸び悩みが見られる局面であるため、無理に深追いせず、日足レベルで押し目を形成してからの確実なエントリーを待つことが望ましいと考える。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7