- リップル(XRP):1時間足長期HMA・日足短期HMA下抜けで下落再開、2.78ドル目標
- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA反落で110,500ドルまで下落余地
- イーサリアム(ETH):1時間足中期HMA上抜けで最高値更新狙い、4,960ドル視野
- ソラナ(SOL):1時間足短期・中期HMAゴールデンクロスで220ドル目標
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAと日足短期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近(2,780ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、3.05ドル付近を推移している。22日のパウエル議長の利下げを示唆する発言を受けて急騰し、先週の下落を打ち消す値動きとなったことで短期の下落トレンドは一旦終了した。しかし、4時間足長期HMAや日足一目均衡表雲上端を明確に上抜けできず、中長期的な相場転換には至っていない。
現状では4時間足長期HMAに上値を抑えられており、4時間足レベルでは下降の押し目形成中と判断できる。今後1時間足長期HMAと日足短期HMAを下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、日足一目均衡表雲下端付近である2.78ドル付近までの下落が期待される展開となる。
長期的には、もし上記の下落シナリオが成立した場合、焦点は日足長期HMAの攻防となる。これを下抜けした場合、日足レベルで下降トレンドが確定することになり、さらに下値を広げて2.34ドル付近までの下落も視野に入るだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で1時間足中期HMA付近で押し目形成後下落したポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,500ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、112,900ドル付近を推移している。22日にパウエル議長の発言を受けて急騰し、116,800ドル付近まで上昇したが、4時間足一目均衡表雲の上端付近で失速した。その後、本日早朝に急落し、一時は日足で確認できる直近安値111,900ドルを割り込み、110,500ドル付近に到達した後に小反発している。
現在は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発し、1時間足長期HMA付近まで戻しているが、日足一目均衡表雲を下抜けているため短期的には下落優勢の局面である。ただし、1時間足中期HMAが下落の波動を示しておらず、現在価格付近で停滞し、1時間足中期HMAが長期HMAとデッドクロスするのを待つ展開が想定される。その後1時間足中期HMA付近で押し目を形成して下落に転じれば短期的に110,500ドル付近まで下落を試す可能性が高く、エントリーは1時間足長期HMAを上抜けできない状態で中期HMA付近からの反落局面が妥当と考える。
長期的には22日の急騰の影響は限定的であり、依然として下降のチャート配置を維持している。現状、本日の最安値である110,500ドルが下限の目安と見られるが、111,900ドルを再び割り込み、4時間足ボリンジャーバンドを伴う強い下落が出現する場合は、107,450ドル付近までの下落も視野に入れる必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを割らない状態で1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,960ドルから4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
イーサリアム(ETH)は現在、4,770ドル付近を推移している。22日のパウエル議長発言を受けた急騰後、4,670ドル付近を下限として短期的に上昇基調を継続し、本日に入り最高値を更新して4,960ドル付近まで上昇した。その後は反発を受けつつも4,670ドル付近で下値を支えられている。
現在のチャート構成を見ると、4時間足および日足レベルでは上昇トレンドが継続しているため、直近の下落は短・中期的な押し目形成の局面と判断できる。今後1時間足長期HMAを割らずに推移し、1時間足中期HMAを上抜けて1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、再度最高値を更新し4,960ドルから4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近までの上昇が見込める展開となる。
長期的にも日足短期HMAを割り込まない限り上昇トレンドの構図は維持されているため、積極的にロングポジションを狙える相場状況といえる。ただし4,670ドルを明確に下抜けた場合は押し目形成が崩れ、下落波動への移行を警戒する必要がある。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足短期HMA、中期HMAのゴールデンクロスを確認
- 1時間足レベルで押し目形成後1時間足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 220ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、210ドル付近を推移している。22日の急騰で日足短期HMAを明確に上抜けて以降、上昇を継続し210ドルを突破した。その後は一時的に1時間足一目均衡表雲付近まで下落したものの、雲を起点に再び反発し、短期的な上昇が再開したと見られるチャート構成となっている。
現状では1時間足短期HMAが依然として中期HMAの下に位置しているため、上昇トレンドは確定していない。しかし今後、1時間足短期HMAと中期HMAがゴールデンクロスを形成し、さらに1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、短期的には220ドル付近までの上昇が見込める展開となる。
中長期的にはすでに上昇トレンドを維持している状況である。ただし、価格がやや先行している印象もあり、押し目を作らずに上昇を続ける場合のリスクを考慮すべきだ。したがって中長期目線では、4時間足レベルで押し目形成を待ってからのエントリー戦略が有効と考えられる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7