- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMAで反発なら109,000ドル到達も視野
- イーサリアム(ETH):4時間足長期HMA上抜けなら2,550ドルが短期目標
- リップル(XRP):2.22ドル上抜けで日足雲下端まで上昇の可能性
- ソラナ(SOL):日足中期HMA突破が159ドル上昇シナリオの起点
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表から1時間足長期HMA付近で反発
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら日足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 109,000ドル付近
- 損切り目安:
- 日足中期HMA直下もしくは直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、107,380ドル付近を推移している。短期的に上昇を続けて108,000ドル台を一時突破したが、現時点では日足中期HMAに上昇を阻まれている状況にある。
1時間足ではMACDのヒストグラムが縮小傾向となっており、上昇圧力の鈍化が読み取れる。一方で、日足MACDはゴールデンクロスが確認されており、中長期的には上昇方向への転換を示唆している。こうした背景から、現在の価格帯は短期的な調整の可能性があり、上昇トレンド継続に向けた押し目形成の局面と捉えることができる。
今後は、1時間足一目均衡表の雲や長期HMA付近で下支えされる動きが確認されれば、再び上昇へと転じる可能性が高い。その場合、109,000ドル付近までの上昇を視野に入れることができる。
さらに、日足中期HMAを明確に上抜けてくる展開となれば、買い圧力が一段と強まることが予想され、中長期的には112,000ドルの高値圏突破も十分に射程圏内に入ってくるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,550ドル付近
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直下、もしくはエントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,470ドル付近を推移している。1時間足では一目均衡表雲付近で下げ止まり、反転上昇となったことで、日足一目均衡表雲を上抜ける展開となった。加えて、1時間足中期HMAも突破しており、やや買い優勢の流れが見られる。
ただし、目先には4時間足長期HMAが控えており、このラインを上抜けできるかが当面の焦点となる。現時点では1時間足レベルで上昇のダウ理論は未成立であり、上昇トレンドが明確になるには、直近高値を上抜ける動きが必要である。4時間足長期HMAを明確に上抜けたうえで、上昇のダウ構造が確認できれば、短期的には2,550ドル付近を目標とする上昇が視野に入る。
仮にこのシナリオが成立した場合、中長期的には日足中期HMAが次の上値ターゲットとして意識される可能性が高い。一方で、もし4時間足長期HMAでの反発に失敗し、2,400ドルを下抜けてくるようであれば、目線は再び下落に切り替える必要があるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で反発
- 2.22ドル付近を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端付近
- 損切り目安:
- 2.22ドル直下
リップル(XRP)は現在、2.20ドル付近で推移している。足元の値動きは横ばいを継続しており、明確なトレンドは形成されていないが、下値では日足中期HMAに支えられている状況にある。加えて、日足MACDではゴールデンクロスが出現しており、中長期的には上昇トレンドへの転換が意識され始めている。
一方、4時間足のMACDはデッドクロスの形となっており、直近では上昇の勢いにブレーキがかかっている。これにより、1時間足長期HMA付近まで価格が戻り、一定の調整または横ばい推移が続く可能性が高いと考えられる。
しかしながら、今後の展開としては、1時間足長期HMA付近で反発が入り、2.22ドルの水平ラインを明確に上抜けする動きとなれば、再び上昇基調に回帰すると判断しやすい。その際は、日足一目均衡表雲下端(約2.33ドル付近)までの上昇が視野に入る局面となる。
さらに、日足雲下端まで上昇する値動きとなれば、日足チャート上でも雲上抜けが現実味を帯び、チャート配置自体が上昇基調へと傾く可能性がある。そのため、現局面からの上昇が確定的になった場合、買い目線への転換を戦略として視野に入れておくべきであろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンド成立を確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲下端(159ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
ソラナ(SOL)は現在、146.3ドル付近で推移している。現状では4時間足の一目均衡表雲を上抜けし、上昇の兆しを見せる中、1時間足中期HMAの上抜けを試す動きとなっている。今後は、価格の上部に位置する日足中期HMAを明確に突破できるかどうかが、次の展開を左右する重要なポイントとなる。
日足MACDはゴールデンクロスを示現しており、上昇基調が示唆されてはいるが、移動平均線の並びを見た場合、全体的なチャート構成としては依然として上昇準備が整ったとは言いがたい。したがって、日足中期HMAに接近したとしても、一旦は跳ね返される可能性も考慮すべき局面といえる。
とはいえ、1時間足長期HMA付近を起点にした反発が確認でき、1時間足で上昇トレンドが成立した場合には、上値抵抗である日足中期HMAを上抜けし、次のターゲットとして日足一目均衡表雲下端(159ドル付近)までの上昇が見込まれる展開となる。
さらに、159ドルを明確に上抜けて日足の雲の外に価格が出るようであれば、チャート全体の上昇圧力が増し、中長期的には本格的な上昇トレンドへの転換も視野に入る。日足一目均衡表雲を突破した際の戦略構築も想定しておきたいタイミングである。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7