- ビットコイン(BTC):中期戻り売り継続、10万ドル割れば目標は98,000ドル
- イーサリアム(ETH):戻り売り優勢、2,000ドル付近が下値目標
- リップル(XRP):短期反発も下落基調継続、1.90ドルを意識
- ソラナ(SOL):押し目売り継続中、123ドルが下値ターゲット
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを起点に下落の値動き
- 日足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 98,000ドル付近
- 損切り目安:
- 日足長期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、100,800ドル付近を推移している。21日に103,500ドルのサポートを割り込み、短期下落トレンドが鮮明となった。その後、22日の夜間には日足長期HMAを下抜けし、一時100,000ドルを割り込んだが、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを突き抜ける急落となったことで、現在はやや反発し、日足長期HMAの上まで戻している。
しかしながら、日足ベースでは高値を切り下げつつ安値も更新しており、トレンドは下向きに転換したと考えられる。だが、テクニカル的には短期の下降第5波までが完了していると推察されるため、一時的には下落の勢いが鈍る可能性もある。
今後は、1時間足長期HMAで戻り売りの動きが出た場合、再度日足長期HMAを割り込む可能性が高い。その際は100,000ドルを下抜けし、次のサポート候補である日足ボリンジャーバンドロワーバンドおよび日足一目均衡表雲下端が位置する98,000ドル付近までの下落が想定される。
加えて、22日に報じられたアメリカによるイラン核施設への攻撃がリスクオフの地合いを助長しており、中東情勢の悪化が相場全体に与える影響も大きいと考えられる。地政学リスクの高まりが下落圧力に拍車をかける可能性があるため、下方向への備えを優先すべき局面である。テクニカル・ファンダメンタルズの両面から、長期では93,500ドルまでの下落も視野に入れた戦略が必要であろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMAを起点に下落の値動きを確認
- 1時間足レベルで下降トレンドを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,000ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,240ドル付近を推移している。21日に2,460ドル~2,440ドルのサポートを明確に下抜けし、その後は4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴って強い下落トレンドを描いた。ただし、直近では1時間足中期HMAを上抜けする動きが見られ、短期的な調整局面に入っている可能性がある。
1時間足MACDは現在、明確なゴールデンクロスを示しており、短期的には自律反発の動きが優勢となることが考えられる。ただし、中長期的には下落トレンドが継続しているため、現在の上昇はあくまで戻りの過程と捉えるべきである。現時点では中期的な押し目形成中と判断するのが妥当であり、目線は引き続き下向きである。
次の戻り売り候補としては、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMAが意識される。これらの水準で反落し、かつ1時間足レベルで再び下降トレンドが確認された場合、2,000ドル付近までの下落が視野に入る。この価格帯には日足長期HMAが控えており、一定のサポートが意識されやすい水準でもある。
さらに長期的には、日足ボリンジャーバンドのバンド幅が徐々に収縮してきていることから、2,000ドル付近を下限とするレンジ相場への移行が考えられる。今後、日足長期HMAを下抜けするのか、それとも中期HMAを上抜けするのかが、長期トレンドの分岐点になるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近を起点に下落の値動き
- 1時間足レベルで下降トレンドを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.90ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.02ドル付近を推移している。21日に日足一目均衡表雲を明確に下抜けして以降、短期的な下落トレンドを形成し、昨日には日足レベルで安値を切り下げる形となった。ただし、足元では日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近から反発する値動きが見られる。
この反発は一時的な調整と考えられ、中期的な下落トレンドの中における戻りと見るのが妥当である。現状の上昇は下落の押し目形成の範疇にあり、買いで追随するには根拠が弱い局面である。
今後の動きとしては、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近が次の戻りの起点候補となる。これらのレベルで再び下落に転じ、1時間足レベルで下降トレンドが確認できた場合は、直近安値の1.90ドル付近までの下落が想定される。
さらに長期的に見ると、現在の価格推移は依然として日足中期HMAの下に位置しており、この水準を明確に上抜けしない限りは下落トレンド継続とみなすべきである。テクニカル的には、1.72ドル〜1.60ドル付近までのさらなる下落余地もあると考えられ、引き続き戻り売り戦略を軸とした対応が求められる局面といえるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAもしくは日足短期HMAを起点に下落の値動き
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 123.0ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、133.0ドル付近を推移している。日足一目均衡表雲を明確に下抜けして以降、1時間足レベルでは継続的な下落トレンドを形成し、さらに日足長期HMAも割り込む動きとなっている。直近では、日足ボリンジャーバンドロワーバンドにタッチした後に反発する局面を迎えている。
この反発は短期的な戻りであり、下落トレンドが終了したとは言いがたい状況である。特に、日足のサポートラインであった142ドルを明確に割り込んでおり、さらに日足長期HMAも下抜けしたことで、日足ベースでの下落トレンド再開と判断できる。現状の上昇はあくまで押し目形成の動きであり、トレンド転換を示すものではない。
次の売り場として注目すべきは、1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近である。このゾーンで反落の動きが出て、1時間足レベルで下降トレンドが再確認できれば、123.0ドル付近までの下落が期待できる局面だ。
さらに長期的に見れば、現在のソラナは日足レベルでパーフェクトオーダーが成立しつつある状況にあり、日足中期HMAがレジスタンスとして機能する限り、下方向への圧力は強いと考えられる。今後も中期的な戻りを挟みながら、95.0ドル付近までの下落を想定した戦略が有効となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7