- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMAを起点とした下落再開に警戒
- イーサリアム(ETH):短期HMA下抜けで2,440ドルまで下落余地
- リップル(XRP):下降ダウ継続と雲下抜けで下落加速の可能性
- ソラナ(SOL):1時間足短期HMA下抜けで142ドルが焦点に
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で反発
- 日足一目均衡表雲上端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 103,000ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表雲上端の直上
ビットコイン(BTC)は現在、104,900ドル付近を推移している。昨日は短期的な上昇反転の兆しも見えたが、結局は1時間足中期HMAや4時間足長期HMAを明確に下抜け、大きく下落して103,300ドル付近まで値を落とした。現在はその下落に対する押し目を形成している段階と見られる。
本日の注目は1時間足中期HMAと日足一目均衡表雲上端の攻防である。短期的には1時間足中期HMAでの反発を起点に再度下落が進む可能性があり、エントリーポイントとしては同ラインで反発後、日足一目均衡表雲上端を明確に下抜ける動きが確認された場合に限定したい。雲上端が104,000ドル台に位置しているため、ややリスクはあるが、同ラインを割り込んだ場合は、103,000ドル付近までの下落が視野に入る。
なお、短期での戻しや突発的な値動きの可能性も考慮すべきであり、損切りは雲上端を明確に上回る水準としたい。中長期的には、現水準からさらに下落が進んだ場合、最終的には日足長期HMAが存在する100,000ドル~101,500ドルのゾーンまで調整が進む可能性があり、このレンジ内での反発有無を確認したい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格付近から下落し、1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,460ドルから2,440ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,520ドル付近を推移している。昨日19時ごろに1時間足一目均衡表雲を下抜けてから下落が加速し、一時は2,460ドル台まで値を落とした。その後は反発が見られたが、現在は下落の押し目を形成していると判断できる。
日足および4時間足のMACDがともに下向きで推移しており、全体のチャート構成からも下落圧力が依然として強い。したがって、現価格付近から1時間足短期HMAを下抜けた場合は、直近安値が集中する2,460ドルから2,440ドル付近までの下落が想定される。
中長期的には、2,440ドルを下抜けするとレンジ下限を割り込み、日足一目均衡表雲内への突入が意識される展開となる。この場合、2,100ドル付近までのさらなる下落余地も視野に入るため、ポジション管理と利確の段階的対応が重要となる局面である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 日足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.06ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表雲下端の直上
リップル(XRP)は現在、2.17ドル付近を推移している。短期的な下落が続く中、4時間足長期HMAを下抜けたことで、中・長期のトレンド転換の兆しが強まってきている。
今後、1時間足で下降トレンドを形成しつつ、日足一目均衡表雲を下抜けた場合、短期から中期にかけて下落圧力がさらに高まる可能性がある。エントリーポイントとしては、1時間足の戻り高値を起点とした下落再開と、雲下抜けの確認が重なる局面が望ましく、目標値は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近の2.06ドルが想定される。
損切りは、日足一目均衡表雲下端の直上を目安に、想定シナリオが崩れた場合のリスクを限定したい。
中長期的には、2.06ドル〜2.04ドルのサポート帯を下抜けした場合、2.00ドル割れを試す展開も考えられる。特にファンダメンタルズによる影響が重なると、2.00ドルを大きく割り込むリスクもあるため、ポジション管理と利確の柔軟な対応が求められる場面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足短期HMAを明確に下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 142ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在、149.0ドル付近を推移している。4時間足一目均衡表雲の下限に上昇を抑えられたことで反落し、1時間足長期HMAを下抜けて下落基調へと移行。現在はその下落の押し目形成局面とみられる。
今後、価格が現在水準から下落へ転じ、1時間足短期HMAを明確に下抜けた場合には、142ドル付近までの下落が視野に入る。短期的な売りエントリーはこのラインの下抜け確認後が理想的であり、損切りは1時間足短期HMAの直上に設定するのが妥当と考えられる。ただし、本エントリーは雲下限付近でのトレードとなるため、リスクを限定しながらの慎重な対応が求められる場面である。
長期的には、上記の下落が進行した場合、日足長期HMA付近での攻防が注目点となる。このラインでの反発の有無により、再び上昇トレンドへ戻れるか、あるいはさらなる調整局面に突入するかの分岐点となるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7