- ビットコイン(BTC):106,000ドル突破なら107,000ドルを目指す動きも
- イーサリアム(ETH):雲を上抜けできれば2,700ドル台に期待
- リップル(XRP):日足短期HMA超えで2.65ドルを目指す展開
- ソラナ(SOL):日足短期HMA超えが上昇継続の条件となる
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲付近で上昇の押し目形成
- 106,000ドルを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,000ドル付近
- 損切り目安:
- 106,000ドル直下
ビットコイン(BTC)は現在、105,950ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMAで反発して上昇したものの、本日9時頃に106,000ドル付近の強いレジスタンスに押し返された。この価格帯は日足短期HMAおよび4時間足長期HMAが重なっており、明確な上値抵抗となっている。
短期的には、1時間足長期HMAや1時間足一目均衡表雲上端付近で押し目を形成し、106,000ドルを明確に上抜けするならば、前回高値である107,000ドル付近までの上昇が見込まれる。
一方で、日足MACDがダイバージェンス気味に推移しており、中長期的には上昇圧力が徐々に弱まり、再び下落トレンドへ転じる可能性も考慮する必要がある。特に、日足中期HMAを下抜けるような展開となった場合、乖離解消のために長期HMAまでの深い調整が続く恐れもあるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足短期HMA付近
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲上端直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,535ドル付近を推移している。昨日は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで下落後、反転の動きを見せ、現在は短期的な上昇局面に入っている。
このまま価格が4時間足一目均衡表雲を上抜けるようであれば、短期的には日足短期HMA付近までの上昇が期待される。特に、4時間足長期HMAを下抜けずに推移すれば、買いの勢いは維持されやすいと考えられる。
中長期の目線では、日足短期HMAを明確に上抜けた場合に2,850ドル付近までの伸びが見込めるが、現状では日足中期HMAや長期HMAからの価格乖離が大きくなっており、2,700ドル付近を境に上昇圧力が低下する可能性もある。したがって、トレード戦略としては短期の上昇を狙いつつ、上値余地には一定の警戒が必要だろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.65ドル付近、もしくは4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直下
リップル(XRP)は現在、2.40ドル付近を推移している。直近では2.30ドル付近で反発し、1時間足レベルでは上昇トレンドの兆しを見せているが、価格は依然として4時間足一目均衡表雲の中に位置しており、不安定な値動きが継続中である。
ただし、4時間足MACDにおいてはダイバージェンスが確認されており、テクニカル的には上昇圧が優勢であると判断できる。今後、1時間足の上昇トレンドが継続しつつ、日足短期HMAを明確に上抜けるようであれば、次のターゲットとしては2.65ドル付近が視野に入る。この水準には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドも位置しており、利確の目安として機能しやすい。
仮に2.65ドル付近まで上昇した場合、日足長期HMAが次の重要なレジスタンスとなる。ただし、同水準付近には日足ボリンジャーバンドアッパーバンドも重なっているため、長期的には上値が重くなり、日足中期HMAとの間でのレンジ相場へと移行する可能性もある。今後はこの価格帯での攻防が注目される局面となるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成しながら4時間足長期HMAと日足短期HMAを価格が上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(185ドル付近)
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA、もしくは日足短期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、171.60ドル付近を推移している。昨日は一時的に日足短期HMAを下抜けし、弱気への転換も懸念されたが、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発。さらに日足中期HMAを上抜けしたことにより、短期的には反発局面へと移行している。
現在の価格は4時間足一目均衡表雲の内部にあり、不安定な値動きが続いているが、4時間足・日足のいずれのチャートにおいても下落継続のサインは見られない。そのため今後、1時間足で上昇トレンドを形成しながら4時間足長期HMAおよび日足短期HMAを明確に上抜ける展開となれば、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置する185ドル付近までの上昇が見込まれる。
反対に、これらの水準を上抜けできなければ、再度日足中期HMAを下回る可能性が高まり、日足長期HMAとの乖離を埋めるための下落が始まることにも注意が必要だ。方向感が定まりにくい局面ではあるが、短・中期の判断分岐点としては注目すべき重要な場面にあるといえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7