カテドラビットコイン、マイニング撤退しビットコイン購入戦略を採用

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目次

マイクロストラテジーに倣い、カテドラビットコインがビジネスモデル転換

カナダのビットコインマイニング企業「Cathedra Bitcoin(カテドラ・ビットコイン)」は16日(日本時間17日)、「ビットコイン財務戦略メモ」を公開し、業務転換を発表した。

カテドラは7年間のマイニング事業を経て、MicroStrategy(マイクロストラテジー)の戦略を採用し、公開市場でビットコインを購入する新たなアプローチに転換する。今後の資本配分はすべてビットコイン保有量の最大化に向けられる。

公開された戦略メモでは、過去3年間でビットコインマイニングは株主の「1株当たりビットコイン保有量」を増やす効果的な手段ではなかったことを認めている。同社の調査では、ビットコインマイニング上位10社のうち9社が3年前よりも1株当たりのビットコイン保有量を減らしていることが判明しており、これがデータセンター開発事業への転換を決定する理由となった。

The last three years have demonstrated to us that bitcoin mining is not a reliable way to grow shareholders’ bitcoin per share.

Cathedra Bitcoin「ビットコイン財務戦略メモ」

過去3年間で、ビットコインの採掘は株主の1株当たりビットコイン保有量を増やすための信頼性のある手段ではないことが示されました。

今後、カテドラはデータセンターの開発と運営で得たキャッシュフローを活用し、公開市場でビットコインを購入する計画だ。2024年3月にはコンピューティングインフラ企業「クングスレーデン」との合併を発表し、この合併によりビットコイン保有量を増やすための有利なポジションを確保するとしている。

カテドラの今後の戦略
・既存の自社採掘オペレーションで生産されたビットコインを引き続き保持する
・データセンターホスティング事業のキャッシュフローやアップサイドシェアリング契約を通じて市場購入を続ける
・データセンターや既存のビットコインを担保に借り入れし、その資金でビットコインを取得
・ビットコイン連動デリバティブでの収益を用いてビットコインを取得
・新たな資産を開発し、その資産のキャッシュフロー生成能力を活用して1株当たりのビットコイン保有量を増加させる
・株式や債務、ハイブリッド証券を発行し、その資金でビットコインを取得

カテドラは、既存のマイニング事業で生成されたビットコインを保持しながら、今後はビットコイン購入を中心に資本配分を行い、株主への利益還元を強化する方針だ。

カテドラは現在、バランスシート上で43ビットコイン(1株当たり5サトシ)を保有し、今後も保有量の増加を目指している。ビットコインマイニング業界で競争が激化し、ネットワークハッシュレートが史上最高値を更新し続ける中、マイナーの収益性は低下している。こうした状況下で、カテドラはマイクロストラテジーの「ビットコイン購入戦略」を参考にし、データセンター事業のキャッシュフローを活用してビットコイン購入に資本を注ぐ方針を採用。この戦略転換が株主価値の最大化を目指すものとして注目されている。

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情報ソース:Cathedra Bitcoin「ビットコイン財務戦略メモ」

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この記事を書いた人

仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。

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