Bybitの指値・成行・条件付き注文のやり方を図解で解説

JinaCoin編集部
50 Min Read
この記事をざっくり言うと・・・
  • Bybit(バイビット)の注文方法は大きく分けて3種類(成行注文、指値注文、条件付き注文)
  • 3種類の注文方法のやり方を図解で解説

Bybit(バイビット)とは、非常に使いやすいスマホアプリや優れたトレードプラットフォームでトレードシェアは現在世界第三位の超人気の海外取引所です。

更に人気の要素としていくつかありますが、この記事では注文方法についてに焦点をあてて解説していきます。Bybitではトレーダーの取引ニーズを満たすために指値注文と成行注文以外に条件付き注文の合計3つの注文方法が選べます。それぞれのやり方と違いについて説明します。

Bybitの関連記事

評判・特徴口座開設キャンペーン
仮想通貨入金クレジットカード入金使い方ガイド
コインチェックBybit送金ビットバンクBybit送金P2P取引
現物取引やり方レバレッジ取引方法レバレッジ設定
MT5使い方日本人利用禁止コピートレード
コピートレード取引履歴ダウンロード税金
デモトレードスプレッド
\当サイト限定|124,000円相当のポジションエアドロップ/
詳細はキャンペーン記事→Bybitキャンペーン総まとめ

Bybit(バイビット)の注文方法の種類

成行注文

  • 定義:トレーダーはレバレッジと契約数を設定できますが、執行価格は設定できません。
  • 特徴:注文は、オーダーブックから入手可能な最良気配値ですぐに約定されます。ただし、注文の約定は保証されていますが、価格が急速に激しく変化する市場の場合、約定価格と注文発注時の最終取引価格とに大きな差ができることがあります。
  • 約定価格:オーダーブックから入手可能な最良気配値
  • 利点:価格の変動が激しい条件下でも、トレーダーはすぐに注文を約定させることができます。

Bybitでの成行注文は、価格を指定しない代わりに現時点で注文可能な価格で約定されます。トレーダーは価格を都度設定する必要が無いため、出した注文をすぐに約定できます。

成行注文の大きな特徴として注文自体は必ず約定することが保証されますが、市場価格は常に変動しており、その約定する値段を指定することはできません。

スピード重視でのトレードでは特に重宝する注文方法です。

ただし、手数料はTaker手数料(成行手数料)の0.075%です。エントリーと決済の両方を成行注文でトレードすると0.15%の手数料がかかることになります。なので手数料負けしないためにも、両方を成行注文でトレードする場合は建値から15ドル幅以上で決済しましょう。

指値注文

  • 定義:トレーダーは、レバレッジと契約数量を設定し、指値価格を設定できます。最終取引価格が設定された指値価格に達すると、注文が約定されます。
  • 特徴:トレーダーは、レバレッジと契約数量を設定し、指値価格を設定できます。最終取引価格が設定された指値価格に達すると、注文が約定されます。
  • 約定価格:指値価格(指定した価格)
  • 利点:指値注文としての約定の保証

Bybitでの指値注文は、トレーダーが価格を指定して注文でき、その指値価格またはそれよりもユーザーにとって良い価格で注文は約定されます。しかもBybitでの指値注文は他の取引所と違って取引手数料が0.025%貰えます。もう一度言います。Bybitで指値注文すれば取引手数料が貰えます。(Maker手数料)

取引手数料が逆に貰える理由として、トレーダーが指値注文を出した場合、当然ながら指定した価格と一致する価格の注文もしくはそれより有利な価格が板(オーダーブック)に無い場合は板に一致する、あるいはその価格より有利な注文が出されるまで待ちます。

それが結果的にBybitの市場へ流動性を提供したということで、マーケットメーカーとして0.025%の取引手数料をリベートとして受け取れるのです。

注意点として、買い(ロング)の指値注文の場合は、指定する価格は最終取引価格より低い値段に設定しないと、成行注文としてすぐに約定されてしまいます。しかも取引手数料はTaker手数料の0.075%が適用されます。

売り(ショート)の場合も同様で、指定する価格は最終取引価格より高い値段に設定しないと、成行注文としてすぐに約定され、取引手数料も同様にTaker手数料の0.075%が適用されます。

指値注文の手数料以外の利点としては、指定した価格でトレードできるということが保証されますが、板に一致する注文が出ない場合は約定されないというリスクも生じます。

条件付き注文

  • 定義:事前に設定されたトリガー価格に最終取引価格が達すると、条件付き成行注文は、すぐに約定されます。一方で、条件付き指値注文はオーダーブックに送信され、約定待ちになります。
  • 特徴:最終取引価格がトリガー価格に達すると、条件付き成行注文は、すぐに約定されます。一方で条件付き指値注文は、オーダーブックに提出され約定を待ちます。
  • 約定価格:◆オーダーブックから入手可能な最良気配値(条件付き成行注文)◆指値価格(条件付き指値注文)
  • 利点:指定された基準が満たされると、条件付き注文は、自動的に発注されます。トレーダーはトリガー価格を指定できます。

Bybitでの条件付き注文とは、予め注文を出すための条件を指定し、その条件に達した場合のみに事前に設定していた成行や指値で注文できるという上級者向けの注文方法です。

事前に注文を出すための条件として価格を設定します。これをトリガー(引き金)価格と言います。

トリガー価格は最終取引価格か設定されたインデックス価格かマーク価格に設定でき、その価格に達すると条件付き成行注文はすぐに約定されます。

  • 最終取引価格・・・最後に成立した取引の価格です。市場価格とも言います。(何も指定しなければこれがトリガー価格になっています)
  • インデックス価格・・・いろいろな取引所の価格を参考にした現物の価格です。
  • マーク価格・・・ロスカットのトリガーや持っているポジションの損益計算に使用される指標のことです。マーク価格をトリガー価格にして損切り注文をすると、ロスカットされる前にきちんと損切りが行われるため安心できます。

また、条件付き指値注文ではトリガー価格に達した瞬間に板に注文が出され、約定するのを待つ状態になります。この場合、条件付き指値注文は最終取引価格が事前に指定した指値価格に達した場合のみ約定されるので安心です。

\当サイト限定|124,000円相当のポジションエアドロップ/
詳細はキャンペーン記事→Bybitキャンペーン総まとめ

Bybitで指値注文を行う方法

最も基本的な注文方法の一つが指値注文です。指値注文でもインバース無期限とUSDT無期限があり、簡単に説明するとインバース無期限型の注文は建て値や決済に仮想通貨を使用しますが、仮想通貨自体のボラティリティが高いのでどうしてもハイリスクハイリターンになりがちです。対してUSDT無期限はその名の通りUSDT(テザー)を使用してトレードを行います。USDTはアメリカの法定通貨であるドルと価格が同じになるよう設計されているため、USDT自体の価格の乱高下というリスクやリターンはほとんどゼロに近いので、そういう意味では安心して取引できます。

上記以外の違いとしてもトレードできる通貨ペアの種類や最大レバレッジに違いがありますが、ここではその説明は割愛します。

それではそれぞれの指値注文の方法を解説します。

インバース無期限型で指値注文の出し方

まずはインバース無期限型のBTC/USDを例にして説明します。トレード前にレバレッジ設定は行っておいてください。

ログイン後、TOP画面の「トレード」をクリック
TOP画面

トレードの部分にマウスを合わせると、メニューが開きますのでインバース無期限の「BTCUSD」をクリックします。

価格、数量を入力し「買い/ロング」or「売り/ショート」をクリック
指値注文画面

上の写真は取引画面右側部分を拡大したものです。

  1. 指値をクリック
  2. 1BTCあたりの価格を入力します
  3. 数量を入力します
  4. 「買い/ロング」か「売り/ショート」をクリックして確定します。

※価格はすべて米ドル換算です

USDT無期限型で指値注文の出し方

インバース無期限型の注文方法と同じですがTOP画面のクリックする場所が違います。

ログイン後、TOP画面の「トレード」をクリック
TOP画面

トレードの部分にマウスを合わせると、メニューが開きますのでUSDT無期限の「BTCUSD」をクリックします。

あとはインバース無期限の時と同じです。

Bybitで成行注文を行う方法

成行注文は板(オーダーブック)に出ている注文の中から一番良い気配値ですぐに約定されます。

この約定スピードは、他の大手取引所と比べてもとてつもなく早く、これがBybitの魅力の一つでもあります。

ただし、成行注文は注文が約定されることを保証されますが、市場の価格は急激に変動することも多々あり、約定する価格についての保証は当然ながらありませんし、指定することもできません。一刻も早く売りたい、買いたい時は成行注文は最良の注文方法となります。

インバース無期限型で成行注文の出し方

こちらも指値注文時と同様にインバース無期限型のBTC/USDを例にして説明します。

ログイン後、TOP画面の「トレード」をクリック
TOP画面

トレードの部分にマウスを合わせると、メニューが開きますのでインバース無期限の「BTCUSD」をクリックします。

数量のみを入力し「買い/ロング」or「売り/ショート」をクリック
成行注文画面
  1. 成行をクリック
  2. 数量を入力します
  3. 「買い/ロング」か「売り/ショート」をクリックして確定します。

※価格はすべて米ドル換算です

USDT無期限型で成行注文の出し方

インバース無期限型の注文方法と同じですがTOP画面のクリックする場所が違います。

ログイン後、TOP画面の「トレード」をクリック

トレードの部分にマウスを合わせると、メニューが開きますのでUSDT無期限の「BTCUSD」をクリックします。

あとはインバース無期限の時と同じです。

Bybitで条件付き注文を行う方法

Bybitで指値注文を行う場合、仮に1BTCが3万ドルで指値の買い注文を入れていたとします。この時、相場価格が2万5千ドルだったとして自分が指定した値段より低い場合、成行注文としてすぐに約定されます。ただし、約定価格は3万ドルではなく相場価格の2万5千ドルです。

このように指値注文は自分が指定した値段より実際の相場価格が有利だった場合、指値注文として処理されずに成行注文としてその相場価格で約定されるという特徴がありますが、これだと損切注文や逆指値注文(ストップ注文)が行えません。

そういう時に約に立つのが条件付き注文という注文方法です。

Bybitの条件付き注文ではまずトリガー価格の基準を「最終取引価格」「インデックス価格」「マーク価格」から設定し、価格を設定します。相場の価格が設定した価格に達した場合に、予約しておいた注文が即時に板に流れます。

条件付き注文の活用例

  • 利確注文
  • 損切注文
  • 順張り

これを有効に活用すると、相場が一定の価格になった場合に即時に利益を確保する「利確注文」や、相場が意図しない方向に動いた時に損失を最小限に食い止める「損切注文」、相場のトレンドに乗りたい場合にチャートをずっとにらめっこしなくても「このラインを越えたら上昇トレンドだから買い注文を出したい」という「順張り」を行いたい時に自動で買い注文を出せるように設定できます。もちろん、指値か成行かも選べます。

条件付き注文を入れておけばずっとチャート画面を見ている必要が無いので、慣れるとかなり重宝する注文方法です。

Bybitの損切注文の設定方法

よく使うであろう「損切注文」の設定方法を解説します。

損切注文はBybitでは「逆指値の 成行での 売り注文」となります。

例)1BTCが30,000ドルの時に100米ドル分のロングポジションを持ったが、1BTCが25,000ドルに下落したら損切注文を出したい

この場合は下記のように設定します。

トレード画面で各々入力する

条件付き注文
  1. 条件付をクリックします
  2. 成行か指値を選択します
  3. トリガー価格がどの価格を参照するか選択します
  4. トリガー価格を入力します
  5. 数量を入力します
  6. 「買い/ロング」か「売り/ショート」をクリックして確定します

「1BTCの価格が25,000ドルに下落したら損切注文を出したい」ので①は条件付を選択し、②は成行を選択します。

③最終取引価格が④に入力した価格(25,000)になった場合に⑤100米ドル分⑥売りをクリックして確定します。

これで1BTCあたりの価格が25,000ドルになったら100米ドル分の売り注文を成行で自動で出してくれます。

ここで注意してほしい点が2点あります。以下で解説します。

Bybitでの条件付き注文の注意すべき点

使い慣れると非常に便利な条件付き注文ですが、注意すべき点があります。

指値だと約定しないリスクがある

相場の価格が指定した価格(トリガー価格)になった場合、予約しておいた注文が即時に出されるのが条件付き注文です。成行注文だとすぐに約定されますが、指値だと、指定した値段の注文が板(オーダーブック)に無い場合は当然ながら約定されません。せっかく損切注文や利確注文を予約しておいて相場価格がトリガー価格になったにもかかわらず板に注文が無いため約定されないのでは困りますよね。

条件付き注文でも普通の指値注文でも指値だと約定されないリスクがあるということを必ず覚えておいてください。

成行注文だと価格は保証されませんが必ず約定されます。損切したいのに、利確したいのにできなかったということが無いよう注意してください。

普通に同条件で指値注文で設定すると成行注文になってしまう

上記の損切注文を条件付き注文として設定せずに普通に指値注文として設定した場合、成行注文となり即時決済されてしまいます。

これはBybitでは「自分が指定した値段より実際の相場価格が有利だった場合、指値注文として処理されずに成行注文としてその相場価格で即時に約定される」というルールがあるため、必ず条件付き注文で設定しましょう。

よくある質問

Q
Bybitの指値注文が約定しないのはなぜですか?
A

指値注文とは価格と数量を指定する注文方法のため、指定された価格で約定されます。

ただし市場価格が指定された価格に達しない場合は約定されません。

Q
Bybitの指値注文の手数料はいくらですか?
A

手数料についてはBybit(バイビット)では成り行きの注文(Taker)の場合は0.075%の手数料がかかりますが、指値注文(Maker)の場合、逆に0.025%の手数料を得ることができます。

まとめ

この記事では、Bybitでの成行注文、指値注文、条件付き注文の方法とそれぞれの特徴を解説しました。

BybitではPC版だけではなくスマホアプリも非常に使いやすく、どちらも一度使ってしまえばあとはスイスイ操作できることと思います。

ただ、条件付き注文の設定でトリガー価格の参照価格(最終取引価格かインデックス価格かマーク価格)の違いについては十分に注意してください。同じ仮想通貨でもけっこうな価格差があるため、よくわからないから適当に選んだということは無いようにしましょう。

また、同じ条件付き注文でも損切注文より利確注文をたくさん出せるようにしたいものです。

更には順張りからの利確注文を同時に出せるようになればあなたも上級者の仲間入りです。

\当サイト限定|124,000円相当のポジションエアドロップ/
詳細はキャンペーン記事→Bybitキャンペーン総まとめ

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

TAGGED:
Share This Article
JinaCoin編集部です。JinaCoinは、株式会社jaybeが運営する仮想通貨情報専門メディアです。 正確性・信頼性・独立性を担保するため編集ガイドラインに沿って、コンテンツ制作を行なっています。 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会所属
Leave a Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA