Base(ベース)は6日、メインネットでDenim(デニム)へのアップグレードを実施し、ブロック生成間隔を2秒から0.2秒に短縮した。ベースは、米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが開発するイーサリアムのレイヤー2(L2)だ。
一方、ベースは稼働直後、取引がブロックに記録されるまでの遅れを報告した。利用者の取引を含まない空のブロックも想定より増えており、原因を調査しているという。
Flashblocks廃止でアプリ側の照合処理が不要に
従来も、アプリはFlashblocksという仕組みで取引結果を先に表示できた。ただし、これは作成途中のブロックの情報で、完成したブロックに取引が含まれなければ表示を取り消す必要があった。
デニムではブロック自体を0.2秒ごとに生成するため、アプリは記録済みの取引結果を従来より早く取得できる。途中経過を後から照合する処理も不要になるという。
一般利用者に必要な操作はない。Flashblocksを利用していたアプリやウォレットの開発者は、専用の処理から通常のブロック情報を取得する処理への切り替えが必要になる。
ホライズン、デニムに対応できず独自L3の終了を前倒し
今回の更新は、ベースを基盤にする別のネットワークにも影響した。Horizen(ホライズン)は10月23日、ベース上で運営する独自のレイヤー3(L3)を終了し、アプリなどをベース上で直接運用する方針を発表した。
デニムに対応できないため、以前から検討していたL3の終了を前倒ししたという。
ホライズンによると、デニムの有効化から約40分後に利用者の取引を処理できなくなることを、ベースのテストネットで確認したという。インフラ提供事業者にも確認し、修正方法はないと説明した。
