USDC、ステーブルコイン市場シェア獲得率が過去半年で6%減少し、ニューヨーク証券取引所への上場計画を中止
米大手の仮想通貨メディア「Blockworks」は12月6日(日本時間)、USDC(USDコイン)に関して、ステーブルコイン部門における市場シェア獲得率が37%から31%へ、過去半年で6%減少したことを報じた。
ステーブルコイン部門におけるUSDCのシェア獲得率減少の背景には、競合他社のUSDT(テザーコイン)とBUSD(Binance USD)が関係しているという。
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Blockworksがまとめたデータによると、記事公開時点で、USDTはステーブルコイン部門における市場シェアの47%、BUSDは16%を占めている。 両コインとも業績は順調であり、過去半年でUSDTは1%、BUSDは4.5%、ステーブルコイン部門の市場シェアを拡大している。
12月5日に公開されたCircle社プレスリリースでは、Circle社が特別目的買収会社(SPAC)「Concord Acquisition Corp」と合併し、ニューヨーク証券取引所へ上場する計画を解消したことを発表している。
USDCの市場シェア低下が、今回の計画中止の主な要因である。
仮想通貨データ分析に詳しい米・ニューヨーク「Arcana Analytics」社CEOのRick Falk Wallace氏は、この件について以下のコメントを残している。
That may be one reason why Circle had been in a rush to go public, if underlying trends below the surface — market share loss vs. overall stablecoin market share as a percent of crypto has been steadily rising — are less positive
https://blockworks.co/news/circle-loses-stablecoin-market-share
もし、表面下の潜在的な傾向—市場シェアの損失と、仮想通貨市場全体におけるステーブルコイン部門の市場シェア拡大—がさほどポジティブではない場合、これ(USDCのシェア獲得率低下)が、Circleが株式公開を急いでいた理由の1つかもしれません
Circle社CEOのJeremy Allaire氏はプレスリリース内で「Circle社が公開会社となることは、信頼と透明性を高めるための中核戦略の一部であり、これ以上に重要なものはない」と述べ、将来的な株式公開について引き続き意欲を見せている。