プライバシー技術のザマ、トークンセール実施へ──総供給量の12%を販売

ヤマダケイスケ
9 Min Read
ZAMA公式サイトより引用
Highlights
  • 暗号技術企業「Zama」、総供給量の12%にあたるZAMAトークンセールをCoinList等で実施へ
  • 完全準同型暗号の採用で入札内容を暗号化したままオンチェーン処理、秘匿性と透明性を両立
  • 購入したトークンは2月2日配布予定、受取後はロックアップ期間なしで即時利用が可能に

暗号プライバシー技術を手がける「Zama(ザマ)」が、コインリストなどを通じてZAMAトークンのセールを実施することが明らかになった。13日、暗号資産メディア「ザ・ブロック」が同社の創業者兼最高経営責任者(CEO)へのインタビューをもとに報じた。

ロックアップなし、受取直後からステーキング等に利用可能

報道によると、今回の販売にはトークン総供給量(110億枚)のうち12%が割り当てられているという。今週実施予定のコミュニティ向け販売が2%、1月21日から24日まで行われるメインオークションが8%、1月27日から2月2日まで実施される実施されるメインオークション後の販売が2%の割り当てとなる予定だ。

今回のセール基盤として、ザマは独自のオークションアプリを用意している。コミュニティ向け販売はこのアプリでの実施となるが、メインオークションではコインリストが主要な外部窓口として機能する。なお、価格やルールなどは、セール基盤を問わずすべての参加者が同一条件で扱われるとザマは公式Xで強調している。

今回のオークションは「シールドビッド・ダッチオークション」形式で実施される。入札額の高い順から配分され、最も低い落札価格が全落札者の支払い価格となる仕組みだ。

トークンの受取日は、メインオークション後販売が終了する2月2日を予定している。購入したトークンはロックアップ期間が設定されていないため、受取後すぐにネットワーク手数料の支払いやステーキングに利用できるという。

トークンセールにおける最低価格は、1トークンあたり0.005ドルに設定されている。この水準を基にすると、完全希薄化後の時価総額は約5,500万ドル(約87億円)となるが、実際の需要次第では最終的な評価額はこれを上回る可能性もある。

また、今回はオークション自体にザマの中核技術である完全準同型暗号(FHE)が用いられるという。この技術によって、入札額などの情報が暗号化された形でオンチェーン処理される。第三者に入札内容を知られることなく、かつ処理の正当性が担保された状態でオークションが進められる予定だ。

独自のプライバシー技術を組み込む今回の試みは、トークンセールの透明性と信頼性を高める事例となりそうだ。ザマの技術とトークン設計が市場でどのような評価を受けるのか、今後の動向が注目される。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=159.4円)

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SOURCES:The Block
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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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