- 中期的には方向感がない
- 短期では買い圧が強いが直上のラインで抑えられる可能性が高い
- 短期・中期ともに指標が重なるポイントでの値動きに注目
リップル(XRP)価格分析
リップル(XRP)は現在0.5372ドル付近を推移しており、重要なラインや移動平均線に挟まれ、予測が難しい相場状態となっている。今回の分析では短・中期的な目線で価格動向を探り、直近のエントリーポイントを予測する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
4時間足チャート分析(XRP/USDT)

4時間足チャートでは4時間足レベルで重要な0.5445ドル付近のレジスタンスライン(画像①参照)と日足レベルで重要なトレンドライン(画像②参照)の間に現在価格があるため、4時間足ベースでは相場に方向感がない状態だ。
また、ボリンジャーバンドも縮小を始めていることから、次の値動きのためにエネルギーを蓄えていると考えられる。そのため、今後は以下の2ポイントでの値動きに注目し、戦略を立てる必要があるだろう。
- 0.5445ドル付近のレジスタンスラインと長期HMAが重なるポイント
- 日足レベルのトレンドラインとボリンジャーバンドのロワーバンドもしくは中期HMAが重なるポイント
上記2点は注文が集中する可能性があるため、強い反発が期待できる。逆に突破した場合は大きな価格の伸びが期待できる重要なポイントである。
1時間足チャート分析(XRP/USDT)

1時間足チャートでは移動平均線が上昇のパーフェクトオーダーとなっており、MACDもプラス圏で上昇方向に伸びているため短期的に上昇であると判断できる。
しかし、直上には0.5445付近のレジスタンスライン(オレンジライン:画像①参照)と4時間足長期HMA(画像②参照)が控えているため、大きな上昇は期待できない。
そのため、短期的にも4時間足で解説した「0.5445付近のレジスタンスラインと長期HMAが重なるポイント」での値動きに注目する相場だ。
本日のエントリーポイント、利確・損切り位置
ロング

- エントリーポイント:
「0.5445ドル付近の4時間足レベルのレジスタンスライン」と「4時間足長期HMA」を1時間足で価格が上抜け - 利確目安:
4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドに価格がタッチ(0.530ドル付近) - 損切:0.5420ドル付近
※ボリンジャーバンドを大きく価格が突き抜けた場合はエントリー中止
ショート

- エントリーポイント:
0.5445ドル付近で価格が反発したこと1時間足で確認後(逆張り) - 利確目安:
中期HMAに価格がタッチ(0.5360ドル~0.5390ドル付近) - 損切り:0.5470ドル付近
総括(今後の見通し)
直近では「0.5445付近のレジスタンスラインと長期HMAが重なるポイント」での値動きに注目だ。「0.5445ドル付近のレジスタンスラインと長期HMAが重なるポイント」を価格が上抜けした場合、中長期でも買い目線で戦略を立てることができるようになる。
一方、「0.5445付近のレジスタンスラインと長期HMAが重なるポイント」で価格が反発した場合、1時間足中期HMA(水色)付近までの短期の逆張りが可能だ。
また、1時間足中期HMAを下抜けした場合は「日足レベルのトレンドラインと4時間足ボリンジャーバンドのロワーバンドもしくは4時間足中期HMAが重なるポイント」付近が次の重要ポイントになると予測する。
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