暗号資産(仮想通貨)ウォレットの「Trust Wallet(トラストウォレット)」は24日、アプリ内で無期限先物(パーペチュアル、以下Perps)取引サービスを開始したことを発表した。
100以上の市場に対応し、最大100倍のレバレッジ取引が可能
トラストウォレットによると、新たに導入された「Perps」機能は、100以上の取引市場をサポートし、最大100倍のレバレッジ利用が可能である。
利用にあたっては、アプリ内の「スワップ」タブから「Perps」を選択し、取引を有効化した上で証拠金を入金、その後ポジションを開設する流れとなる。
本サービスはPerpDEXの「Aster(アスター)」によって提供されており、ユーザーは秘密鍵を第三者に預けることなく、自身のウォレットで資産を完全に管理(セルフカストディ)したまま取引に参加できる。
トラストウォレットはPerpsについて、「価格が上昇すると考える場合はロング(買い)、下落すると考える場合はショート(売り)が可能」であり、「通常の先物とは異なり、Perpsには決済期限がなく、いつでもポジションを決済できる」と説明している。
トラストウォレットは新サービスの特徴として、「スムーズなネイティブ体験」「完全なセルフカストディと透明性」「アスターDEXによる深い流動性」を挙げている。
また、今後はトラストウォレットのネイティブトークンであるトラストウォレットトークン(TWT)を利用した割引サービスの機能も近日中に導入予定であるとした。
直近では、仮想通貨ウォレットのメタマスクがハイパーリキッドと提携し、無期限先物取引サービスをウォレットに統合している。多機能化が進むウォレットサービスと、話題のPerpDEXの提携は今後も進みそうだ。
関連:メタマスク、永久先物取引をウォレットに統合──ハイパーリキッドと連携
関連:パーペチュアルDEX取引高、9月に初の1兆ドル突破──新興「Aster」が市場を牽引




