トランプ大統領の姿や会場の様子を参加者がXに投稿
トランプ米大統領公式ミームコイン「TRUMP(トランプコイン)」の保有量上位者を対象とした限定夕食会が、22日(日本時間23日)に開催された。この夕食会にはトランプ大統領本人が出席したことが確認されており、SNS上では、参加者による写真付きの報告が相次いで投稿されている。中には、日本からの参加者もいる模様だ。
トランプコインは、トランプ大統領の「公式ミームコイン」とされている。4月24日、TRUMPの公式Xアカウントが、保有量上位220名を対象としたトランプ大統領本人との夕食会を、ワシントンD.C.のトランプ・ナショナル・クラブで開催すると発表。この発表を受け、トランプコインの価格は一時的に約62%急騰するなど、市場の注目を集めた。
予定どおり5月22日に開催された夕食会には、実際にトランプ大統領が出席。X上では、参加者たちがトランプ大統領の登場シーンやスピーチの様子、会場の雰囲気などをリアルタイムで投稿している。
日本人と思われる参加者も複数確認され、Xユーザーの「くりぷとべあー」氏(@cryptoo_bear)は、夕食会でのトランプ大統領の写真と共に参加を報告。また、同じくXユーザーの「S E N」氏(@uhi_sen)も、会場内の様子やトランプ大統領の発言内容を伝えている。
TRUMPコインの価格動向

トランプコインの価格は夕食会の発表後、9.3ドル(約1,335円)から一時16.4ドル(約2,354円)まで高騰し、その後は11ドル(約1,579円)から16ドル(約2,297円)のレンジで推移。夕食会が開催された日本時間23日時点では14.48ドル(約2,079円)で取引されている。
夕食会が実際に開催されたことによる価格へのインパクトは執筆時点では特にないようだが、保有者に対してトランプ大統領本人との交流という具体的な「特典」が付与されたことで、市場では新たな価値や投機的な関心が高まる可能性がある。
昨今の暗号資産(仮想通貨)市場は、トランプ大統領の発言や動向に価格が左右される、いわゆる「トランプ相場」の様相を呈している。その象徴とも言えるトランプコインの今後の動向に注目が集まる。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=143.58円)