米証券取引委員会(SEC)と米商品先物取引委員会(CFTC)は日本時間23日、暗号資産規制の調和と米国の金融リーダーシップをテーマにした共同イベントを27日に開催すると発表した。トランプ大統領が掲げる「米国を暗号資産の世界の首都にする」という目標の実現に向けた取り組みについて話し合う予定だ。
両委員長「米国の法の下でイノベーションを根付かせる」
SEC委員長ポール・アトキンス氏とCFTC委員長マイケル・セリグ氏は共同声明で、「市場参加者は長い間、適用が不明確で設計上整合していない規制の境界を乗り越えることを余儀なくされてきた」と指摘した。両氏は「このイベントは、イノベーションがアメリカの土地や法律の下で、投資家・消費者・経済的リーダーシップのために根付くことを確実にするための、より広範な調和化の取り組みとなる」と見解を示した。
イベントは日本時間28日午前0時から1時まで、ワシントンD.C.のCFTC本部で開催される。冒頭5分間はアトキンス委員長が紹介を行い、次の15分間でセリグ委員長が開会挨拶を述べる。その後、30分間で両委員長による対談形式の討論が行われる予定だ。
SECのウェブサイトでライブ配信され、オンライン視聴は登録不要。対面での参加を希望する場合は事前登録が必要で、会場の開場時刻は午前9時30分となる。
暗号資産を巡っては、SECが証券規制、CFTCが商品先物規制をそれぞれ所管しており、管轄権の境界が曖昧なケースが市場の混乱を招いてきた。
今回の共同イベントは、両機関が規制の整合性の確保に向けて具体的な対話を開始する場となる。トランプ政権下で暗号資産政策の転換が進む中、SECとCFTCの連携強化がどのような規制枠組みにつながるか、市場関係者の関心が集まっているだろう。
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