株式会社リミックスポイント(東証グロース:3825)は25日、第25回新株予約権の行使に伴い、8月15日と21日にビットコイン(BTC)を追加取得したと発表した。
8月15日、8月21日に合計41.51BTCを取得、平均取得単価は1,490万円
8月15日に23.39BTC(平均取得単価1,752万5,500円、取得価額4億1,000万円)、同21日に18.12BTC(平均取得単価1,685万5,000円、取得価額3億544万円)を購入。2回合計で41.51BTCを7億1,544万円で取得した。
この追加購入により、同社の総ビットコイン保有量は1,273.12BTCとなり、取得総額は189億8,000万円に達した。平均取得単価は1,490万8,277円。
同社は7月、代表取締役社長の役員報酬全額を実質的にビットコインで支給する方針を発表し、上場企業として日本初の取り組みとして注目を集めた。これは株主総会で「経営陣が株主と同じ目線で経営にあたるべき」との要望を受けて決定されたもの。
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同社株価がビットコイン価格と強い連動性を示すことに着目し、社長がビットコインで報酬を受け取ることで株主と経済的リスク・リターンを共有する新しい形の「株主視点経営」を実現している。
実際の支給方法は、形式上は日本円で役員報酬を支給し、その全額で同額相当のビットコインを市場価格で取得後、社長指定のウォレットへ送付する仕組み。
同社は2025年4月以降、積極的なビットコイン取得を継続しており、4月時点の648.83BTCから約2倍の保有量まで拡大。新株予約権の行使による資金調達を活用し、段階的にビットコイン投資を拡大している。
暗号資産(仮想通貨)関連事業を展開する同社にとって、ビットコイン保有は事業戦略の重要な柱となっており、今後も市況を見ながら追加取得を検討する方針とみられる。