現実資産(RWA)のトークン化を手がけるOndo Finance(オンド・ファイナンス)は26日、運用資産残高1.7兆ドル超を擁する資産運用大手フランクリン・テンプルトンのETF5銘柄をトークン化すると発表した。同社が運営するトークン化証券プラットフォーム「オンド・グローバル・マーケッツ」を通じて提供する。フランクリン・テンプルトンが運用するETFがオンチェーンで利用可能になるのは今回が初めてとなる。
オンド・グローバル・マーケッツ、TVL7億ドル超のトークン化資産基盤に
追加された5銘柄は以下の通りだ。米国成長株に投資する「Franklin Focused Growth ETF(FFOG)」、大型株マルチファクター型の「Franklin U.S. Large Cap Multifactor Index ETF(FLQL)」、責任ある調達基準に準拠した金に連動する「Franklin Responsibly Sourced Gold ETF(FGDL)」、米国ハイイールド社債の「Franklin High Yield Corporate ETF(FLHY)」、インカム重視の株式戦略を採る「Franklin Income Equity Focus ETF(INCE)」で構成される。
仕組みとしては、オンド・ファイナンス
ONDOがETFの株式を購入し、特別目的会社(SPV)を通じて経済的エクスポージャーを表すトークンを発行する。トークン保有者はETF株式の直接保有権ではなく、リターンの通過型権利を得る形だ。フランクリン・テンプルトンが引き続きETFの運用を担い、オンド・ファイナンスがトークン化インフラとデジタル流通基盤を提供する。
オンド・グローバル・マーケッツは2025年9月にイーサリアム
ETH上で100以上のトークン化米国株・ETFを提供開始して以降、TVLが7億ドルを超え、トークン化証券プラットフォームとしては世界最大規模に成長した。オンド・ファイナンス全体のTVLは約27億ドルに達している。
今回の5銘柄の初期展開は欧州、アジア太平洋、中東、ラテンアメリカが対象となる。米国での提供については、第三者がオンチェーンで登録ファンドを配信するための追加の規制整備が必要であり、現時点では未定だ。オンドのマーケットメイカーが従来の株式・債券市場の閉場中もトークンの流動性を提供し、24時間365日の取引を可能にする。
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