- 重要サポート日足長期HMAを下抜け
- 現在は戻りの段階、目線は「売り」
- 日足長期HMA付近での値動きを注視
リップル(XRP)価格分析
2024年9月7日16時現在、リップル(XRP)の価格は0.5286ドル付近を推移している。昨日確認された短期的な下落は、米雇用統計の影響もあり重要なサポートと考えられる日足長期HMAを下抜けする勢いを見せた。
現在は一旦戻る動きをしているが下落の勢いがさらに増す可能性の大きい相場だ。この記事では、現在のチャートの分析を詳しく解説し、今後の展望を考察する。
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
日足チャート分析(XRP/USDT)

日足チャートでは、昨日重要なラインであった長期HMA(緑)を価格が下抜けした。これは昨日21時30分の米雇用統計の影響が大きいようだ。しかし、その後ボリンジャーバンドで反発し、現在は長期HMAを価格が上抜けしようとしている。
今後は短期HMA、中期HMA及びMACDが下落方向の力が強いことを表しているため、4時間足レベルで下降トレンドが成立した場合は「売り」の選択が有効だ。
ただし、価格が長期HMAを上抜けした場合は、再び長期HMAを下抜けするまではエントリーを控えたほうがリスクは少ない。
4時間足チャート分析(XRP/USDT)

4時間足チャートでは昨日の予測通り価格が下落したが、大きくボリンジャーバンドを突き抜けたため一旦戻ってきており、日足長期HMAを上抜けしようとしている。
ただ、4時間足レベルで重要だった0.5457ドル付近のサポートラインを下抜けしており、移動平均線・MACD共に下降トレンドと考えて良い配置のため、目線は「売り」だ。
今後は中期HMA付近で「価格が短期HMAを下抜け」すれば再び下降トレンドが再開すると思われる。ただし、価格が日足長期HMAの上にある場合は下抜けを待つ必要がある。
総括(今後の見通し)
- 短期(デイトレ)、中期(スイング):4時間足、1時間足で下降トレンドが確定すれば「売り」
リップルは昨日の米雇用統計の影響もあり大きく下落したが、現在は戻りの段階に入っている。今後、4時間足、1時間足などで下落の動きがあった場合は再び下降トレンドが開始される可能性が高い。そのため、短期及び中長期目線は「売り」を継続して良いだろう。
ただし、日足長期HMAは依然として強力なラインと考えられるので、日足長期HMAより価格が上の場合は下抜けするまで無理なエントリーを控えるべきだ。
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