NFTの真価とは
一部のAzuki NFTの所有者らで組織されるDAO(分散型自立組織)「Azuki DAO(アズキ ダオ)」は3日、Azukiの創設者であるZagabond氏が「不正行為」を働いたとして弁護士を雇って法的措置をとり、さらにAzukiより直近にリリースされた新NFT「Azuki Elementals」の売上金20,000ETH(約55億円)の返金を求める提案を可決した。
ことの発端は、Azuki NFTの開発元「Chiru Labs」が先週発売した新しいNFTコレクション「Azuki Elementals」だ。このコレクションは、2万体を15分で完売し、約3800万ドル(約55億円)を売り上げ、当初は大成功かと思われた。
ところがこのコレクション、よく見てみると2022年2月に発売された「Azuki Collection」に酷似しており、「詐欺ではないか」と非難を浴び、Azukiのフロア価格は50%近くも暴落した。
この問題をうけ設立されたのが「Azuki DAO」だ。Zagabond氏から約3800万ドルを取り返すとともに、Azukiの開発権をAzukiDAOに譲渡させることで、DAO主導の資金管理とプロジェクト開発を促進することを目的としている。また、既存のAzukiホルダーに対し、AzukiDAOのガバナンストークン「Beans」を配布し、DAOへの参加を呼び掛けた。
そして、3日夕方(日本時間)、同DAOはAzukiの創設者Zagabondを訴えるために弁護士を雇うことと、Chiru LabsがAzukiコミュニティにのElementalsの売り上げ20,000ETH(約3800万ドル)を返金することを要求することの両方を圧倒的多数で決議した。
決議を受けAzukiDAOは早速、世界中の弁護士などで組織される「Legal DAO」の弁護士チームに相談し、問題解決に向けて動き出しているという。投票時には明記されていなかったが、Zagabond氏には過去のプロジェクトをラグプルした疑いがあるとして、余罪を追及するとのこと。
※ラグプル:開発者が仮想通貨を作成して投資家に購入させた後、不当にプロジェクトの資金を持ち逃げしたり、大量に売却したりする「出口詐欺」のこと。
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