マイクロストラテジー、社債を発行しビットコイン買い増しへ

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目次

6億ドル相当のシニア債を発行、株価は急騰

ビジネスインテリジェンスツール開発企業「MicroStrategy(マイクロストラテジー)」は5日、6億ドル(約900億円)相当のシニア債を発行し、ビットコインの追加取得および一般的な企業目的に使うと発表した。

マイクロストラテジー、6億ドルの転換社優先債券の私募提案を発表

ビットコインの備蓄に熱心なことで知られるマイクロストラテジーは、6億ドル(約900億円)の「2030年満期転換社債型シニア債」を発行し、ビットコインの追加取得および一般的な企業目的に使うと発表した。

シニア債とは、企業が発行する社債のうち、融資の次に弁済順位が高いと定められている社債のこと。順位の低い「ジュニア債」と比べて利回りは低いがローリスクである。

既に大量のビットコインを保有するマイクロストラテジーは、最近のビットコイン価格の上昇に合わせて上昇しており、先週末の終値から25%以上上昇している。

マイクロストラテジーの株価は上昇し続けている
出典:tradingview

マイクロストラテジーがビットコインを購入し始めたのは2020年からで、現在同社が保有するビットコインは193,000枚に達し、記事執筆時点のビットコイン価格(996万円)換算で約1.9兆円の価値がある。

関連:マイクロストラテジー、877億円相当のビットコインを追加購入

ところで、元々マイクロストラテジーは、企業が持つ様々なデータを分析・見える化して経営や業務に役立てる「ビジネスインテリジェンス」を開発する企業であったが、本日発表されたプレスリリースでは自社のことを「世界初のビットコイン開発企業」と銘打つようになり、ビジネスインテリジェンスツールの開発は二の次になったようだ。

「当社は、金融市場、アドボカシー活動、技術革新における活動を通じて、ビットコインネットワークの継続的な発展に尽力する上場事業会社です。事業会社として、当社はキャッシュフローと株式および債券による資金調達からの収入を、主要な自己準備資産であるビットコインの蓄積に充てることができる」としており、これからはビットコインを第一とするようだ。

関連:仮想通貨金融商品への資金流入が過去2番目を記録|出来高は過去最高

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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