MantleのmETH Protocolが進化|cmETHや新イベントを徹底解説

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Mantleが展開するリキッドステーキングプロトコル「mETH Protocol」が、新たなトークン発行やイベント開催を発表しました。これまでよりも、さらに収益機会が増したmETH Protocolに触るなら今がチャンスです。

この記事ではmETH Protocolの特徴や新たなトークンの情報、最新のポイントプログラムについて解説します。Mantleエコシステムに興味関心を持っている方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

目次

Mantleのリキッドステーキングプロトコル「mETH Protocol」とは?

mETH Protocol公式サイト

mETH Protocolの基本情報

プロトコル名mETH Protocol(旧:Mantle Liquid Staking)
ローンチ2023年12月
運営エコシステムMantle Network
提供トークンmETH・COOK・cmETH
主な機能リキッドステーキング・リステーキング
公式サイトhttps://meth.mantle.xyz/
公式Xhttps://x.com/mETHProtocol

mETH Protocolとは、イーサリアムのリキッドステーキングプロトコルです。ユーザーはプロトコル上でイーサリアムをステーキングすることで、リキッドステーキングトークン(LST)である「mETH」を受け取れます。

リキッドステーキングとは?

従来のステーキングで課題となっていた「流動性」を解決した仕組み。ステーキングした仮想通貨に対して、その証明となるトークンを発行。受け取ったトークンはDeFiでの運用や取引に利用できる。

ユーザーはイーサリアムの利回りを受け取りつつ、mETHを通してDeFi運用による追加収益を得られるのがメリット。イーサリアム上に展開する「Lido(stETH)」、「Rocket Pool(rETH)」といったプロトコルに似た仕組みになっています。

mETH Protocolのさらに詳しい概要を以下で紹介します!

Mantleエコシステム上に展開するプロトコル

Mantleエコシステム上に展開するプロトコル

mETH ProtocolはMantleエコシステムの中核を担う、重要な役割を果たすプロトコルです。

Mantleとは、レイヤー2ブロックチェーン「Mantle Network」を基盤とするWeb3エコシステム。将来が有望視されるプロジェクトへの資金提供を行っており、DeFiやその開発者を支援する活動を進めています。

Mantleの意思決定を担っているのは、分散型自立組織(DAO)の「Mantle DAO」です。元々は「BitDAO」という名称でしたが、コミュニティ投票を経てリブランディング。ガバナンストークンも「BIT」から「MNT」へ変更されました。

Mantleエコシステム上では以下のとおり、プロジェクト支援をメインとするプロトコルが数々展開されていますよ!

Mantleエコシステム上のプロトコル例
  • Mantle Scouts Program:
    • 有望なプロジェクトに対してMNTを支給する助成金プロトコル
  • Mantle EcoFund:
    • Mantle上でアプリ開発するプロジェクトへ投資を行うファンド
  • EduDAO:
    • 大学研究グループといった教育機関に資金とリソースを提供

上記の他にも、Mantleは2023年12月に「Mantle Liquidity Staking Protocol(Mantle LSP)」をローンチ。これが今のmETH Protocolの前身となった、Mantle初となるリキッドステーキングプロトコルです。

mETH Protocolはより高利回りのステーキング機会の提供を通じて、Mantleエコシステムの活性化や基盤の強化を目指しています!

独自のポイントプログラムを開催

独自のポイントプログラムを開催

「Methamorphosis」はいわゆるポイントプログラムです。「コミュニティ主導によるプロトコルの未来の形成」を目指したこのプログラムでは、mETH保有者を対象に様々なアクティビティを通じて「Powder(ポイント)」を付与します。

Powderはいわゆる、ガバナンストークン「COOK」との引換券。COOKは今回mETH Protocolが新規発行したトークンのひとつです!

mETH Protocolは2024年7月1日から10月9日にかけて、Methamorphosisシーズン1を開催。mETH Protocolのリワードや特定の仮想通貨プロジェクトに対して、COOK総発行量の約15%を割り当てました。

COOKの割り当て先と配分率

割り当て先配分率
mETH Protocol5%(2.5億COOK)
Mantle Rewards Station
(MNT保有者のリワードプラットフォーム)
4%(2億COOK)
Puff
(ゲーム要素を実装した仮想通貨プロジェクト)
5%(2.5億COOK)
Puff NFTの保有者1%(5,000万COOK)
その他キャンペーン等0.1028%(514万COOK)

mETHのTVL(プロトコルにロックされた資金量)は、12.5%上昇となる約12億ドルに到達。さらに、Mantle Rewards StationではMNTのロック量が約1億4800万ドルに達するなど、シーズン1の開催はMantleエコシステムの発展に大きく貢献しました。

現在、Methamorphosisのシーズン2が開催中です!詳しくは「シーズン2の概要と参加方法」で解説しますね!

ガバナンストークンのTGEを実施

ガバナンストークンのTGEを実施

mETH Protocolは10月30日、ガバナンストークン「COOK」のTGE(トークン生成イベント)を実施。イベントでは、50億枚のCOOKが生成され、その一部がMethamorphosisシーズン1で参加権利を持つユーザーに分配されています。

初期流通量は9億1,600万COOKとなっており、ユーザーは即座に専用サイトからCOOKのクレーム(請求)できました。なお、COOKはトークン生成イベント後、BybitやMEXCといった海外仮想通貨取引所に上場を果たしています。

COOKの詳細については、「mETH Protocolが発行するトークンを紹介」で解説しますね!

新たなLST「cmETH」をローンチ

新たなLST「cmETH」をローンチ

mETH Protocolは10月30日、新たなリキッドステーキングトークン「cmETH」をローンチしました。cmETHはmETHの成功を踏まえて発行されたトークンで、mETHをプロトコルにリステーキング(ステーキング報酬を再度ステーキングする仕組み)することで獲得できます。

cmETHの特徴は、mETHと比較してもさらに広範な収益機会がカバーされている点です。イーサリアムのステーキング報酬の受け取りはもちろん、複数のリステーキング戦略を通じてより高いリターンを提供することを目指しています。

cmETHの詳細については、「mETH Protocolが発行するトークンを紹介」で解説しますね!

mETH Protocolが発行するトークンを紹介

mETH ProtocolではmETHに加え、新たに2種類のトークンが発行されました。それぞれのトークンがmETH Protocol上での機能性を持ちます。プロトコルに触る前に、ぜひトークンへの理解を進めておきましょう。

mETH Protocolが発行するトークン
  • mETH【リキッドステーキングトークン】
  • COOK【ガバナンストークン】
  • cmETH【リキッドステーキングトークン】

以下の項目をタップすると詳細が表示されます。

mETH【リキッドステーキングトークン】


mETH Protocolが最初に発行したイーサリアム基盤のリキッドステーキングトークンです。ステーキングしたイーサリアムの価値に加え、イーサリアムのステーキング報酬が上乗せされているのが特徴です。

mETHは発行からわずか1年で、イーサリアム上で4番目に大きいリキッドステーキングトークンとして成長しています!

COOK【ガバナンストークン】


mETH Protocolが発行しているガバナンストークンです。プロトコルの意思決定に関わる機能性を持っており、トークン保有者はmETH Protocolの方針や仕様変更などの投票に参加できます。

10月29日に実施されたトークン生成イベントでは50億COOKが発行され、その内の60%がプロトコルの成長・リワードとして使われるコミュニティへ配分されています。

COOKのトークン配分

配分先配分率
コミュニティ
(プロトコルの成長やリワード)
60%
Mantleトレジャリー
(プロトコルの資産開発や採用促進)
30%
プロトコルのコア貢献チーム
(開発メンバーへの報酬)
10%

mETH Protocolをユーザー主導のプロジェクトへと進化させ、長期的な成長を促すためには、ガバナンストークンのCOOKが必須です!

cmETH【リキッドステーキングトークン】


mETHのリステーキングで獲得できる、新たに発行されたリキッドステーキングトークンです。

cmETHは特定のプロトコル向けに作られておらず、EigenLayerやSymbioticといった複数種類のトークンをまとめて管理できるのが特徴。様々なリステーキングプロトコルやdAppsからの報酬も得られるよう設計されています。

mantle「cmETHとは?」
cmETHが受け取り可能な利回り
  • イーサリアムのステーキングからの利回り
  • リステーキングプロトコルからの利回り
  • ブロック検証(AVS)参加による利回り
  • Methamorphosis参加によるリワード
  • テクノロジーパートナーからのリワード
  • レイヤー2のDApps等からの利回り

上記のような収益機会の提供により、dAppsやプロトコル開発が促進され、Mantleエコシステム全体の活性化につながる可能性も。mETH同様、cmETHは今後Mantleエコシステムで重要な役割を担うトークンと言えます。

これからmETH Protocolを触っていくなら、ぜひcmETHの保有を進めておくのがおすすめです!

Methamorphosisシーズン2の概要と参加方法

mETH Protocolでは現在、Methamorphosisのシーズン2が開催されています。シーズン1同様に期間限定でCOOKを獲得できるチャンスなので、ぜひ以下からシーズンの情報や参加方法をチェックしておきましょう。

Methamorphosisシーズン2の基本情報

Methamorphosisシーズン2の基本情報
Methamorphosisシーズン2の基本情報

Methamorphosisのシーズン2は、2024年10月30日から110日間限定で開催されます。シーズン1と同様、さまざまなアクティビティからPowderを獲得可能です。獲得したPowderは将来的にCOOKと交換できます。

なお、今回のシーズンはcmETHの成長や普及にスポットを当てているのがポイント。レイヤー2ウォレット上でのcmETHの保管やDeFi運用などからPowderを獲得していく流れになります。

どんなタスクでPowderを確認できるかは、ぜひ以下を参考にしてね!

以下の項目をタップすると詳細が表示されます。

タスク内容と獲得Powder量
スクロールできます
タスク内容mETHの獲得PowdercmETHの獲得Powder
mETH・cmETHの保有
(L2ウォレット上)
10powder(1日)
※最初の30日間のみ
10powder(1日)
Mantle L2 DeFiの利用
(L1 DeFiは対象外)
20〜40Powder(1日)
※最初の30日間のみ
20〜40Powder(1日)
流動性の提供20Powder(1日)
※最初の30日間のみ
20Powder(1日)
特定ペアの流動性提供30Powder(1日)
・mETH/ETH
・mETH/FBTC
40Powder(1日)
・mETH/USDT
・mETH/USDe
・mETH/MNT
※最初の30日間のみ
30Powder(1日)
・mETH/ETH
・mETH/FBTC
40Powder(1日)
・mETH/USDT
・mETH/USDe
・mETH/MNT

cmETH移行期間として、mETH保有者には30日間のみPowderが付与される仕組みです。この機会にリステークからcmETHを入手しておこう!

早い段階からイベント参加しておくことで、より多くのPowderを入手できます。特に「mETH・cmETHの保有」というタスクは、複雑な操作不要のため仮想通貨初心者にもおすすめです。ぜひ早めのイベント参加を検討してみてください。

リファラルリンクを有効活用しよう!

Methamorphosisイベントに参加すると、あなただけのリファラルリンクがもらえます。 このリンクを使って友達をプロトコルに招待すると、招待者・被招待者ともに獲得Powder量が10%増加する仕組みです。

Methamorphosisシーズン2の参加方法

Methamorphosisシーズン2の参加方法
Methamorphosisシーズン2の参加手順
  • ETHをステーキングしてmETHを取得
  • mETHをリステーキングしてcmETHを取得
  • cmETHをMantle Networkへブリッジ

今回のシーズン2では、cmETHの活用がPowderを効率よく獲得するためのコツです。上記の手順でmETH Protocolのリキッドステーキングを活用し、まずはcmETHを取得・Mantleへのブリッジを進めてください。

cmETHを取得する際は、まず以下の準備を進めておこう!
メタマスクのアカウント作成
イーサリアムの購入&送金
メタマスクにMantleを追加

以下の項目をタップすると詳細が表示されます。

Methamorphosisシーズン2の参加手順
STEP
mETH Protocolアクセス後「Connect Wallet」→「MetaMask」をタップ
Mantle「ETHのステーキング1」
STEP
「接続」をタップ→mETH Protocolのメニューをタップ
Mantle「ETHのステーキング2」
STEP
Assets on Ethereum L1から「Stake」→ステーク数量を設定して「Stake」をタップ
Mantle「ETHのステーキング3」

まずは、イーサリアムをステーキングしてmETHを取得します!

STEP
「Stake」→メタマスクで「確定」をタップ
Mantle「ETHのステーキング4」

イーサリアムのステーキングが完了したので、今度はmETHをリステークしてcmETHを取得しますよ!

STEP
メニューから「Restake」→リステーク数量を設定して「Restake and Bridge」をタップ
Mantle「 mETHのリステーキング&ブリッジ1」

cmETHのブリッジもまとめてやってくれるので、「Restake and Bridge」を選択しておくのがおすすめ!

STEP
「Restake and Bridge」→メタマスクから「次へ」をタップ
Mantle「 mETHのリステーキング&ブリッジ2」

mETHへの使用上限リクエストの許可とリステークの承認を進めます!

STEP
メタマスクから「承認」→「確定」をタップ
Mantle「 mETHのリステーキング&ブリッジ3」
STEP
メタマスクから「次へ」→「承認」をタップ
Mantle「 mETHのリステーキング&ブリッジ4」

cmETHへの使用上限リクエストの許可とブリッジの承認を進めます!

STEP
ガス代が表示されるので「確認」をタップ→cmETHのブリッジ完了
Mantle「 mETHのリステーキング&ブリッジ5」
獲得したPowderの確認方法

メニューの「Cnampaigns」から「Methamorphosis S2」をタップすれば、Powder獲得量を確認できるOverview画面が表示されます。

Mantle「 Powderの確認方法」
Powder獲得量が表示されないのはなぜ?

cmETHの価値やステータスが正式に確定していないため、現状はPowder獲得量が画面に反映されません。ですが、Powder計算は10月30日からさかのぼって行われるので安心してください。

Overview画面では以下のとおり、リファラルコードの取得やmETH・cmETHの保有状況の確認ができますよ!

Mantle「 Overview画面の見方」
cmETHを他のプロトコルで運用するには?

Overview画面の「How to Earn」をタップすれば、mETH・cmETHに対応したプロトコルと運用方法が表示されます。

Mantle「cmETHの運用方法1」

画面中の「Deposit」をタップするとプロトコルにアクセスできるので、記載された運用方法を参考にmETH・cmETHペア等の流動性提供を進めてください。

Mantle「cmETHの運用方法2」

mETH・cmETHのペアになっているトークンをあらかじめ用意しよう!

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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