イタリアの大手銀行インテーザ・サンパオロが、ビットコイン現物ETFに総額約9,600万ドル(約147億円)を投資していることがわかった。同行が米証券取引委員会(SEC)に提出した書類により明らかになった。
ビットコイン現物ETFに加え、アルトコインETFや関連株にも投資
同行がSECに提出した13F(機関投資家の保有資産報告書)によると、保有するビットコイン現物ETFの内訳は以下の5銘柄で構成されている。なお、上位2銘柄だけでポートフォリオの約9割を占めている。
- アーク21シェアーズ・ビットコインETF:7,259万ドル(約111億円)
- iシェアーズ・ビットコイン・トラストETF:2,344万ドル(約35億円)
- グレースケール・ビットコイン・トラスト:5万9,759ドル(約919万円)
- グレースケール・ビットコイン・トラスト・ミニ:6,763ドル(約104万円)
- ビットワイズ・ビットコインETF:48ドル(約7,383円)
ビットコインだけでなく、アルトコインへの投資も確認された。ソラナの価格に連動し、かつステーキング報酬の獲得を目指す「ビットワイズ・ソラナ・ステーキングETF」を、435万ドル(約6億円)分保有していることが明らかになった。
また、世界最大のビットコイン
BTC保有企業であるストラテジー社に対し、多額のプットオプションを保有していることも判明した。その評価額は約1億8,461万ドル(約283億円)にのぼる。プットオプションとは、株価下落時に利益を得られるオプション取引の一種で、同行は同社の株価下落リスクに備えているものとみられる。
報告書ではコインベース、ロビンフッド、ビットマイン、イーサジラといった暗号資産関連企業への株式投資も確認された。中でもステーブルコイン発行企業であるサークル社への投資は約442万ドル(約6億円)と、個別株の中では最大規模となっている。
ソラナ
SOLETFや業界インフラ企業への資金配分は、銀行による暗号資産へのアプローチが次の段階に進んだことを示している。ビットコイン以外の主要銘柄や周辺事業が、伝統的資産運用の一部として正当な評価を得始めた事実は大きく、市場全体の信頼性を一段と高める要因になる。
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